「クーポンがあるから、そのお店に行く」という消費行動は人生の無駄

僕は、クーポンというものが嫌い。

人生の食事回数は有限なのに「クーポンがあるから、そのお店に行く」という消費行動が人生の無駄にしか見えない。

最近、株取引でもNISAに絡んで株主優待の記事が人気のようだ。例えば、すき家、なか卯を所有しているゼンショーの株を買うと、年間1万円程度の購入株数に応じた優待券をもらえる。その会社のお店が本当に好きなら良いが、株式ありき、商品券ありきの消費行動になるのは、ただの人生の制約が増えるだけだと思う。なお微々たるものかもしれないが、優待を株主に提供している分、利益が損なわれている。本当は利益を上げて株価で還元してください、というのが正しい話だと思う。

クーポンを使う側、つまりお店の側にとってのクーポンのメリットは、

・他店に行かれることを阻止できたなら、少々利益率が下がってもOK
・新規顧客獲得で、リピートにつながるなら、その分の販促コストとしてOK

というものだろう。しかしそうは言っても一定数、クーポンありきでお店に行く人もいるようだ。

クーポンありきという弊害

グルーポンの時に問題になったのは、本来、フラッシュマーケティングサイトにクーポンを出すのはリピーターに繋がることを期待してのことだが、クーポンありきの人はクーポンがあるからという理由でお店に来てるだけなので、結局、ファンにつながらないから役にも立たないという問題があった。

なかなかビジネスでクーポンを有効活用するのは難しい。正確に言うと値引きをリピートに繋げるのが難しい。短期的な売上の積み増しならいくらでもやってください。

ちなみに僕は、みんな大好きツタヤポイントもほとんど使ってない。六本木なり代官山のツタヤで本やCDはよく買うが、カードを保有してないのは単純にレンタルビデオをもう10年以上利用しないからというのが一番の理由でありつつも、別にツタヤに消費行動を握られるのが怖いとか、そんな意識は全くないし、逆に、自分1人の行動が把握されても何の役に立たないから云々という、個人情報保護論に対する反論の意味でもない。

単純にポイントありきでの消費行動になるのも考えるのも嫌いだからだ。

ポイントで値引きできるから、ファミマの高カロリーのチキンを買う、みたいなのがすごく嫌い。個人的事情で、チキンを食べる時は、命をかけて食べるので、ポイント値引きなんかで決められたくない(おおげさだが、極論言うとそういうこと。つまり太るんでw)

ポイントや株主優待などに影響されず自分が食べたい、何かをやりたいから、そのお店に行ってお金を使う。これだけを考えてお店を選ぶのが一番充実したお金の使い方だと思う。クーポンやポイントがあったら、支払額が下がってくれたら、なんとなく嬉しいような気もするが、それでリピートを決めたりしないし、正直言うとお金が少し残ること以外は全く嬉しくない。それよりも決して安くない1万円支払ったとしても1万円の価値を感じられたお店こそが、真のリピート候補になると思っている。

本当にリピートをするお店なら、ポイントカードがあろうがなかろうがリピートするハズなので、そんなことに販促費をかけるのは無駄だと思う。もちろんターゲットは、「一歩手前の人たち」をロイヤルカスタマーに持ちあげたいという気持ちがあるのは、当然わかって言っている。しかし、僕だったらポイントありきでロイヤルカスタマーになることは、ほぼありえないので、結局、肝はそこではないんじゃないかという仮説を持っている。

なおポイントカードについては「物理的になくす」「持っていることを忘れる」、「財布が太るから捨てたくなる」という問題があって、それについては解決したいと思っていて、はやくShopCard.meで吸収したいと思っている部分だ。

クーポンについて、ShopCard.meで解決したいこと

この記事で不満を表明するだけでは意味が無いので、僕は僕なりに取り組んでいることを紹介させてもらうと思う。

それがShopCard.meの話ということになる。ShopCard.meというのは僕が作ってる自分の好きなお店を集めるためのiPhone / iPadアプリだ。今、Web版も開発していて、AndroidはWebベースでカバーしたいと思っている。

もしShopCard.meがもしもヒットしてもお店にクーポン出してください、ということは絶対に、絶対に、やらない。

安易にクーポンを使ってサービスとしてのメリットを出すようなことはせず、本当にそのお店を好いてくれる人だけにショップカードを登録して欲しいと思っている。逆に言うと、ShopCard.meは、ソーシャルに強制的にお店の情報を共有するようなことはしないし、レビューに対するインセンティブなども設けない。サービスの急拡大を目指すのではなく、ShopCard.meの利用者には、本当に好きなお店だけをカードホルダーに保存して欲しいと思っている。

ただクーポン問題は、ある意味定着した手段でもあるし、ユーザー側にメリットはあるので完全には無視しない。世の中にはクーポンに取り組んでいるメジャーサービスは山ほどあるので、先ほどリリースされたばかりの「Version 1.09」では、今までリンクを自動生成していた「食べログ」や「Yelp!(海外のお店で使うグルメサービス)」に加えて、ぐるなびページへのボタンを追加した。

ShopCard.me上で気になるお店に対してレビューは食べログ、クーポンはぐるなびにジャンプできるようになった。

ついでに、今回のバージョンからお店の情報をシェアする時は、「ShopCard.meにアップした写真」の共有以外に、食べログやぐるなび等のURLを直接投稿する選択肢も追加した。ShopCard.meには写真がないお店でも食べログのURLを投げれば、食べログの写真でFacebookに表示することができるし、食べログリンクをLINEやメールで送ることができるので「ショップ情報管理ツール」として、利便性が向上することだろう。

この記事は別にアプリの宣伝エントリとして書いたものではないが、自分が考えていることが、ソフトウエアのアウトプットに直結していることというのは、ままあることなので、参考までに紹介させてもらった。

とにかくShopCard.meはレビューマニアのためのサービスではなく、本当に個人的に好きな店だけの情報をShopCard.meに集めて欲しいという部分を、もっとメリットある形で打ち出していかないと行けないと思って、いろいろ考え中である。サービスの行く先は、決して高くないお店側のオンライン活用をもっと促進していくことにある。その時に値引き、クーポンありきではなく、本当にお店のことを好きになってくれる人との関係性をしっかり構築できるサービスにしていきたいと思っている。

ショップカード・ミー【交換できるグルメブラウザ】街へ出て、自分の足で素敵なお店を探そう! 自分だけの素敵お店リスト作成アプリ- ShopCard.me for iPhone / iPad (Version 1.09) App
カテゴリ: フード/ドリンク
価格: 無料
デベロッパ名: SOUSOUSHA,INC.
リリース日: 2013/07/22
対応デバイス:
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Game Center: 非対応
 
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