iPad mini retina想像以上に良かった

しばらく使ってみた。

縦に持って、キーボードが両手の親指でミニマムな移動量で使えるのがすごく良かった。

iPadのサイズだと、画面が広すぎて、僕の手には余ってしまっていたのと、分割表示のキーボードは個人的に使いにくいので、これこそがiPadシリーズの最大かつ最強の弱点だと思っていた。

Retinaであるかどうかは、改めてノーマルiPad miniと見比べるとそんなに差がないのかもしれない。画面解像度が変わらないので、MacBook Pro with RetinaとMacBook Airのような違いはないのだ。

しかし単純に「非Retinaの液晶はもはやダサい」、ただそれだけだ。Retinaに慣れるとドットの隙間が気になる。画面が暗く見え、Mac時代から自慢のフォントはぼやけている。ドットの隙間は、もし分子間距離の隙間が見える人がいたら、人間もこんな感じに隙間だらけに見えるのだと思う。(おおげさ)

が、実用的なメリットと言えば、日経紙面などの雑誌系データが拡大無しでも、そこそこ文章が読めるというのがメリットなぐらいで、非Retinaでも実用上、全く支障はないと思う。しかも前のバージョンの方が10%も軽い。

ただ、僕の場合は理屈抜きで非Retinaではお金を出す気にならなかったので、やっぱり画面がきれいなRetinaの方が好きだ。

とはいえiPad miniの用途で一番使うのはテザリング端末。

ちょうどタイミングあわせてMacBookr Air(非Retinaの!)を購入したのでパワフルな連続使用期間のMacBook Airのお供として使う。Retinaの話が矛盾してるように見えるかもしれないが、バッテリーでの連続使用期間は正義だ。連続可能時間が人間の気力か体力を超えていれば満足だし、そうでなければ不満、我慢になる。今のMBAは過去最高のモバイルMacだ。
MacとiPad miniとの間はUSBテザリングを使うことで、Pocket Wifiと比べてMacのバッテリーにも優しいんじゃないかと思う。結線することで充電されるのが嫌ならWifiより省電力のBluetooth接続もできる。

論文や原稿を書いている人ならMacで原稿を書き、即座にDropbox経由でiPad retinaで確認する。見え方や姿勢を変えることで間違いに気が付きやすくなる。できればそこでコーヒーの一杯も飲みたいところ。

なおUSBテザリングを使うと、Macに172.20.10.2というIPに割り当てられるようなのでiPad miniをルーターとして、iPhoneアプリの開発にも使える。iPhoneをiPad miniのテザリングに繋げば同じIPでMac上のサーバシステムに接続できる。vagrantを使っているならブリッジ接続にしておけば、大抵のことはどうにかなるだろう。

もちろんこういう契約ができるようになったのは、データシェアキャンペーンがauで始まっていたから。このプランがなければ、パケット代の高いiPad miniのセルラーは買えなかった。iPadを買ってつくづく思ったのが、PCネイティブの僕にとっては、家でタブレットは使わないのでやっぱり駅で立っている時や、図書館、飲み屋や電車の中など、ここではPCを開きたいとは思わないけど、スマホじゃ画面が小さくて面倒くさいと思う場所でこそタブレットを使いたい。

つまりそういう補完的存在…すなわち贅沢品を、WiFiルータという実用デバイスの代替品として堂々と買えるというのが、iPad miniのセルラーモデルの良さとも言える。

au iPad mini Retinaを買うならセルラーモデル+データシェアキャンペーン(SBの人はタブレットセット割)一択!

あと気になるのは通信容量の問題だけだな。ぼーっと回してると、メールやらFB通知やらdropboxやらでMacBook Airがパケットを大量消費するような気がする。そこはおいおいレポートしてみますね。

最後にMac側のバッテリーにも触れておくと、15インチの新しいMacBook Proのretinaは、MBAのようなモバイル利用には難しいね。やっぱりパワフルなだけあって、ガンガンバッテリーが減っていく。それと今回は、MBP 13インチがベストバランスっぽいね。これはMBAをポチってから気になった。ただ、メリハリがなくなっちゃうので中庸なのは今回はいいかな。一台だけに絞るならMBP13インチが一番よさそうですね。

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