1年半ほど前からMacBook ProのSSDが容量不足でままならないため(かつ買い替えたいMBPが出ないため)、ストレージの容量不足を解決するためにLinuxのコンテナ機として購入したThinkpadの中古について以下の記事で購入メモを残しておいた。
中古のThinkpad X250を購入してみた。しかしやっぱりMacの使い勝手にはかなわず
スペックとしては、
Thinkpad x250 (12インチノート)
core i5 2.2GHHz
8GB メモリ
Full HD , IPS液晶 , タッチパネル
HDD 500GB 7200rpm
Win8.1 pro
これで46,800円でした。今持って最前線で働ける仕様、どう考えても格安です。
おそらくどこかの企業で使われていたリース落ちのPC。昔からThinkpadの液晶は歴史的に品質が低いのに対し、こちらは当時オプションとなっていたFull HDのIPSタッチパネル液晶がついており画面品質はイマドキ水準です。今のThinkpadはIPSタッチパネル液晶が標準になっています。
(もしこの記事を読んでThinkpad X2x0の中古をお求めなされる方がいたら、メモリは増設しても液晶だけは簡単には交換できないので、そこだけはしっかり確認しましょう。昔ながらのThinkpadファンはノングレアである旧液晶を好みますが、それにしても…という気はします)
今回、HDD 500GBだったものをSSD 1TBに入れ替えてみました。
Macだと1TBのSSDに交換すると今でも10万円近くかかるのに対して、汎用品なら3万円以下で購入できます。
ついでにOSもLinuxに入れ替えようとFedora28をインストールしてみました。
ThinkpadとFedoraの相性が悪くないことは事前に聞いていましたが、インストールもUSBから入れられましたし、無線LANやサウンドカード、トラックパッドなどのハードウエアも何の問題もなく動作しました。タッチパネルも何もインストールせずとも動くという、なかなか素晴らしいですね。(タッチパネルの場合、Windowsタブレットみたいなソフトウエアキーボードもあるのか!)
一切引っかかりなくインストールが完了しました。
そして、今時のLinuxのデスクトップは完成度が高いですね。画面のデザインも結構イケてるし。
残念ながら、ようやくLinuxデスクトップの品質が高くなったら今時はスマホの時代。PCがコモディティ化してしまったため注目を浴びることは減りましたが、この完成度なら選択肢としては相当ありですね。まぁオープンソースは特性的に、プロプライエタリなソフトウエアが投資モードからコモディティに移って残存者利益モードになったものを1日も早くディスラプトするのが一番向いているっちゃ向いてるので、開発用途には今がちょうどいい感じみたいです。
Macを辞めてLinuxデスクトップにしても全然いいですね。今後,iOSとMacOSが統合される話なんてのもありますから、もし昔ながらの純粋なツールとしてのPCが欲しくなったら、是非Linuxデスクトップも検討してみてください。
というかMacでトラックパッドを使わず外付けキーボードを使う時点で、別にMacじゃなくてもいい気はします。MacはトラックパッドとのOSのインテグレーションが不可分というかUIとして最高だと思うので、それをやめたら、ただの割高なPCなのかなと個人的には思っていたりします。(Macの外付けキーボードが苦手派でして、すいません w)
今回、一番驚いたのはDellの4Kモニタをつないでみたら、普通に4Kの解像度、すなわち、3840 x 2160(4K UHDTV)で映ったこと。
その場合、表示可能なのは外部のシングルディスプレイ表示に限られるのですが、Thinkpad X250のチップセットも結構よくやりおる。
とはいえ、4K表示だとDellのモニタサイズ的に文字が小さすぎるので、1920 x 1200に解像度を落としていますがとても快適です。タッチパネルと併用しようとしたら、外部表示 2048 x 1280と、Thinkpadの組み込みが1920 x 1080の組み合わせならデュアルディスプレイ表示できます。
今回、あくまでもWeb周りの開発用途ですので、使うツールは、InteliJ Idea、ブラウザはFirefox、Google Chromeあたりを使っています。もちろんemacsやvimはネイティブですからねっ。DropboxもCUIで同期フォルダの設定を変えるなどは新鮮でしたが動きます。Macとの資産共有はこれでやっています。
この流れに乗じて、つい英語キーボードを注文してしまいました。あまり部品交換をやりすぎると、最初から最新機種(現時点ではX280)でも買えばよかったじゃん、というオチになりがちなのですが、ほとんど使っていなかったとは言えども、買って1年以上お世話になってますし手元のマシンが生きるなら延命もありでしょう。そもそも部品を交換しやすいプロ仕様なのがThinkpadのウリなのですから。
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