JapanTaxi社を技術アドバイザーとしてお手伝いさせていただくことになりました。技術アドバイス系はバタラさんのEastVentures , 最近躍進著しいzaifを運営してるテックビューロ、iPadの受付アプリを作るDelighted社と、建築業の写真アプリを作るコンコアーズ社に続いて5社目ですね。その他、G’s Academyのメンターやら、秋にはデジハリ大学院の非常勤講師など、いろいろやらせていただいております。
JapanTaxiについては製造業の制御のエンジニアだった自分が、情報技術のWeb業界に転身した身としては、Industry4.0やIoTの未来に興味がないわけはなく、IoTビジネスの最先端であるJapanTaxiに関われるのは大変光栄です。
https://recruit.japantaxi.co.jp/
同じ技術アドバイザーとしてビットジャーニーの井原さんともご一緒させていただいており、Speeeの是澤さんからとても素晴らしい方である旨のお話は何回もお伺いしており、僕自身も技術論、組織論について、きっと勉強になる機会だと期待しております。
JapanTaxi社は日本交通からのスピンアウト企業で、日本交通に留まらず、タクシー業界全体にイノベーションをもたらせることを目標とした企業です。
井原さんは日本交通ファンだそうですが、僕も同じく都内に引っ越してきてタクシーを日常的に活用し始めてからは、Suicaをいち早く導入した企業として注目をしてきました。
2012年にはこんな記事を書いています。
April 07, 2012
東京のタクシーは全車suica搭載にすべき理由
その後、WebSig24/7で開催した、WebSig1日学校2013では川鍋社長にご登壇いただきました。
当時ゲーム以外のスマホビジネスでもっとも成功しているのが日本交通の配車アプリで、スマホが普及した後のWebの世界を占う事例だと思っていたからです。
確かWeb業界で登壇いただくのは初めてとおっしゃっていたと記憶しており、Web系イベントとしては完全に先物買い感あります。WebSigはそういうコミュニティで他のイベントよりちょっと早い着目をすることを重視しています。1日学校の企画会議で猛烈に川鍋社長へのオファーをプッシュした記憶があります。
こちらは当時の川鍋社長の登壇資料。
Oct 11, 2013
このイベントの際には、以下のような想いを記事にしたことがあります。
Web制作会社はもっと減っても良い〜WebSig1日学校2013
この記事はWeb制作会社が潰れるという話ではなく、一言で言えば、その後アメリカでAdoptive Pathがコンサル会社に買収されたりするような流れを予見していた、という記事です。
Web技術がよりコモディティ化していく世界においては、Web制作をすることのバリューは相対的に小さくなっていき既存産業への影響力を持ち始めたり、ものすごいハイエンド側に寄っていったり、Web技術を流用した運用技術などの重要性が上がるようなことを想定していました。
その時に、あなたはどこで活躍したいですか?
という記事です。
最近、元ネットイヤーの坂本さんが日産自動車に転職したりなどと、結構変革が来てるなって気はしてます。是非ご活躍いただきたい限り。
そして、Yahoo!News個人ではこんな記事を書いたこともあります。
Uber、日本交通がもたらすタクシー体験の変革
2014/3/4(火) 10:35
Uberが出てきた頃の記事ですね。この辺の期待感については皆さんも記憶にあたらしいことでしょう。
以上の記事から、今回のオファーがどれだけ嬉しいお誘いであったかを示してみましたw
今回の技術アドバイザーの話をFacebookに書いた時には、期待を兼ねていろんなご要望をいただきました。
銀行のフィンテックなどもそうですが、これまでの制約をどのように抜本的な改善に結びつけていくかにおいて、既存の利益構造にあるジレンマを捨てられなかった場合には中途半端になりかねないという部分をどう折り合いつけていくかという話なのだと思います。
一方で全体最適を目指していくには時間がかかると思うので、UBERや自動運転などを入り口としたベンチャーなど抜け駆けしてくるところが大きくなるのか、老舗が老舗の力を生かして業界全体で変革をもたらせていくのかの競争なのだと思います。
この問題解決におけるエンジニアとしての役割は、技術を活かし製品やサービスの圧倒的優位性を出し、イノベーションという名の代替案を取ったほうが、関係する全員にとってメリットがありますよという世界を作ることが僕らエンジニアの仕事であり、同時に、今回の技術アドバイザーに求められている役割なのだとも思っています。
これについては、BASE社も全く同じ方法論だと思っています。
JapanTaxi社は、川鍋社長のビジョンや想いを実現するのがエンジニアに求められる大きな役割であり、BASE社では鶴岡社長の想いをカタチにしてサービスを維持、成長させ、両社とも変革を実現するのに必要な影響力という武器を持たせるのがエンジニアの仕事だと思っていますので、企業のフェーズは違うにせよ、必要となるイシューは、そんなに変わらないんじゃないかなと思っていたりするわけです。
そのあたりで貢献ができたらよいのではないかと思っています。
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