オタク表現で言う【一般人】の意味

この記事は雑談です.オチも大した主張も無し.早起きしたから書いてるだけ.

最近,マストドンではスタートアップ界隈でお付き合いする人達とは少し違う趣味趣向特性を持った人達をお付き合いしている気がする.

お付き合いと言っても,リモートフォローで流れてくるだけなのだが.

インターネットが普及するはるか昔からある「一般人はチョメチョメ」というオタク表現がある.

趣味趣向特性がマイノリティの時代に使う言葉である.

・PCなんて難しいものは使わない
・パソコン通信なんて手間のかかるものは使わない
・電子メールなんかでやりとりなんてしない (電話すればいいじゃん!)
・インターネットで情報発信なんかしない
・コミケなど,◯◯のイベントに参加なんかしない

などと,自分と趣味趣向が違う人達に向けて表現する用語である.

それが実際に現実のうちには良いのだが,その趣味趣向特性が多くの人に受け入れられてくると,「一般人」と言われていた人達が流入し始める.「一般人」は,また違う価値観で活動をし始めることで,何やら蔑む言葉や羨む表現が増えてくる.

「MacBook Airは,おんなこどもがつかうPC」「スイート」「スタバでドヤリング」などのキーワードが特徴的であろうか.ある種のステレオタイプ表現で,「一般化してしまった製品カテゴリ」を形容する.

しかし,これは,とりもなおさずMacBook Airが売れたから起きた現象である.

「売れる」という状態は,普段買い支えているファン以外の人達が買うことで初めて認識される現象である.

つまりマニアの人は,製品にせよアイドルにせよ売れて欲しいと思う反面,売れると「一般人」に文句を言い出す面倒くさい人種であるとも言える.

そのような状態になれば,モバイル製品では日常で見かけることも増えるし,アニメなどのメディアであれば,こだわりの強いユーザでは言わないような無知な発言が飛び交い,さまざまな反応を見かけることも少なくない.

当然,僕は僕でWebサービス大好き人間の一人として,現状のマストドンへの評価を苦々しく思っている部分も全くゼロではない.とりあえず数字ですべてを語ってきたインターネットサービスの悪しき評価特性が板についちゃってるよな.まあN人が使ってるってのはわかりやすい表現だからな.

そんなことを考えながら,「一般人」という言葉をここ数日噛み締めながら,ふとmastdn.fmでやりとりをしていて,改めて思い出したのがMacとWindows議論である.

Web系の開発者やデザイナーが,Macを使うことが増えた.OSXが出てくるより昔から,みんながそうだったわけじゃない.昔はOSが落ちてもMacをまなでることができる変態が使えるマシンだったと思う(偏見ありw)が,イマドキの開発者は9割以上がMacではないかと思う.最近はLinuxも増え始めているようだが.

その視野で生きていると,もはやWindowsはむしろマイノリティのように見えるが,実際の世の中はそんなふうにはなっていなくて,PCというカテゴリについては,Windowsの方が間違いなくメジャーである.

Macはそれこそ開発者を含む「クリエイター」のためのマシンである.それこそiOSのアプリを書くなら実質的にMacしか選択肢がないわけだし.

冒頭の表現を借りるならば,「Macは一般人が使うマシンではない」と表現することができる.

「趣味趣向」が,「Webやスマホアプリのソフトウエアを開発すること」であれば,Macの方がよいと考えられるからである.

とりあえず,現時点で

・PCという製品カテゴリでは,Windowsの勝ち.Macはマイノリティ
・スマートフォンという製品カテゴリでは,基本的にiPhoneが勝ち
 (何を評価軸に置くか?というのでAndroidが逆転するが,アップルは絶好調だ)
・ポストPCはまだ両者は見えていない.

という状況である.

これをわざわざ取り上げる論点は,PCというカテゴリが終わってしまえば,この議論をすることに意味はなくなってしまうということ.
スマートフォンも全く同じで,かつては,ガラケーというカテゴリで,シャープだパナだカシオだなんて議論をしていた記憶があるが,世界はポストスマホの議論で盛り上がっている.

例によりオチがある話ではない雑談なのだが,一番大事なことは,今を大事にしようぜって話かな.

「◯◯は一般人が使うもの」などと言っても,そのカテゴリそのものが陳腐化してしまったら,その言葉には意味がないのだ.

本当に一般人が使わないものになってしまったら,羨望の言葉を使うことはできなくなってしまう.新人の流入がなくなると,単純に高齢化していく.それはファン一人ひとりが平均年齢を押し上げていくからだ.

マストドンに関しては,個人的には流行る必要はないと思っている.

でもアクティブユーザーが少なすぎると廃れてしまうわけだから,サーバ管理がヒーヒー言わない程度に盛り上がっていることが望ましい.でも,Webサービスが一般人に流行るという現象において,そんな都合の良い状態にはならない.基本的にはネットワーク効果で,一つのサービスが親の総取りすることが理論として決まっているからだ.これはマストドンサーバ業界の中でも起きている現象と言える.

この矛盾している状況において,今マストドンを楽しんでいる人を形容する言葉が見つからないのだが,「知らない人とネットコミュニケーションすることが好きな人達」とあえて形容しよう.昔の無線コミュニケーションが文字で一般化したものが,昔のパソコン通信であり,今のマストドンである.

友達でコミュニケーションが閉じてる人達はLINEやTwitterの鍵アカ,サブアカから出ないからね.この人達がマストドンを使うことはまだ期待しない方がいい.

果たして,ここから外に出ていくものなのか,もしくは,「新たなネットコミュニケーション好き」が「一般人」として流入するのかは見ものである.

個人的には永遠のマイノリティとして成立してほしいのだが,それが成熟したインターネットだとも思うが,まだそこまでインターネットは成熟してないかなという部分もある.要はゴールデン街は新宿歌舞伎町が近くにあるから成立しているということ.視野がイオンモールに閉じてしまうようなWebサービスの流行り方では周辺の商店街は生き残れない.

ぶっちゃけ,資金力を元に広告で認知をぶんどってきて,どうにか「普通の人」の一定割合がアクティブユーザーになって,お金を払ったり広告を踏むことで利益が生まれてサービスがビジネスとして成立するというのがインターネットビジネスの基本構造で,これはマスメディアじゃないか,というのはその通りだから.人間の認知なんてそんなもんだよなぁ,とクラシルのCMをTVで見ていて思った.クラシル頑張れ!

p.s.頭に浮かぶことを思うがままに文章を書いてみたが,これは正しい流れなのだろうかw まあいいや.

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