マストドンの奇跡

・完成度の高いソフトウエアがgithubで配信されている
・クラウドコンピューティングを背景としたスピード競争
・DockerやRailsなどの高度な標準化技術による、システムのデプロイのシンプルさ
・これらを繋ぐ賢くて技術のあるエンジニア
・ポストツイッターという潜在的な熱望

などが組み合わさって、分散型ネットワークであるマストドンが一気に立ち上がった。10日そこそこで沢山のインスタンスが立ちあがるなんて機会は滅多にない。というか、わずか10日だったから分散型ネットワークとしての興味を牽引できたのだと思う。

このうちのいくつかは今、僕らが仕事で普通に使っているコンピューティングインフラに支えられているものだから、今後もこのような祭りが起きることもゼロではないだろうな。

ちょっと前はこういう祭りを支えるのはスマホアプリだったけど、もはやスマホアプリは流通コストが高くなりすぎたし、プラットフォームの制約が強すぎて、できることに限りがあって、あまりおもしろくなくなってきた。何かを作りたいと思ってる人達の暇つぶしが、突如Webに戻ってきたかなぁ。

IoTは流通コストに問題があるから素人にはまだ敷居が高い。VRはデバイスの普及自体がこれから。個人的には、もうちょっとこういう時代が続いて欲しいかな。

今後、配布されているソフトウエアの範囲を超えてカスタマイズが流行ったり、twitterよりも自由度が高いことによる高度なbotが流行ったりするといいんだけどね。
っていうか、リモートフォローで繋がる人工知能bot誰か作ってよ。

おっさんトークをしてしまうと、特にTwitter初期組には、2017年4月がtwitter 10周年月だったという大フィーバー要素はあったと思うよ。これも奇跡の一つだったかと。
つまり最近忘れられてたtwitterに関心が戻ってたタイミングってこと。

丁度10年前の今頃は、僕や、その他ツイッターアプリを作る人達が、毎日いろいろ仕込んでた時期。

それこそGWは、twitter自体が会場となった開発合宿みたいなもんだった。au携帯しか持ってないのに、3キャリアのGPS実装をして、「イマココ」って今なら普通にある現在位置共有ツイート機能をつけたのがGWの作業だった。twitter経由で、沢山の人にお手伝いいただいて、実装とテストをして数日で正式リリース。一度も触ったことないのに、ドコモとsoftbankのGPS情報をツイートに変換する処理を実現したってのも、我ながら集中力半端ない時期だった。そういうアウトプットの渇望を求めている人達が動き始めるといいなーって。

インフラが立ちあがる競争は、ここで一旦落ち着くだろうから、次はエコシステムにつながっていくと、twitterの初期の熱狂の再来に近い。どうしても、僕はそこを見ちゃうのよね。

それがそうなるかどうかは、もしかしたら、10年前の時で言うならえふしんさんとか、ドリキンさんとか、cheebowさんとか、lynmockさんとか、miniturbo、amachangとか….アウトプットを出して盛り上げてくれる人が、出るか出ないかにかかってると思うけどね。

単純にその再来を予測することは難しいし、何もおきないほうが確率が高いので、勝手に期待だけはするよ。

要は、誰も祭りを続ける料理や踊りを作らなければ飽きちゃうかもしれないし、なんか盛り上がる料理がどんどん出てくると、ムーブメントって積み上がってくるよね、という話。ちとマストドンは完成度が高くて、プラスアルファを生み出す敷居が高いかなってのはちょっと思ったりはしてるけど、VRだったら間違いなくもっと敷居が高いし、どっちもその分、オモロイことはできる余地も高い。

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