Twitterを始めてから10年

Twitterを始めて10年。正確には明日で10年なのだが、Twitterは未だに普通に使っている。Facebook、Instergramが出てきて、一巡して結局Twitterに戻って来た。僕は出自がパソコン通信の人だからテキスト文化が好きなオールドタイプ。

基本的にレイトマジョリティ傾向があって、流行ってるサービスも周りが始めると始めるという悪い癖がある。
mixiのIDも16000番台だし、Twitterも流行りだしてから始めた組。

もう少し詳しく言うと、奥さんが先にTwitterを始めて、これ面白いよ、やってみ、という話を聞いてから始めた。

その後、モバツイなどを作ったりするわけだが、その後の人生は大きく変わった。

モバツイが成長し始めてから、何度かモバツイを売却しないかという話が来たことがある。

あの時に、たまたま小笠原さんが経営していた西麻布のバーで、斉藤由多加氏と出会って電話でこのM&Aの話を相談して、その後一緒にマインドスコープをやるわけだけど、あの時に聞いた話は、今でもよく覚えている。

その結果として買収提案をお断りする時に、「このお金の分、もしかしたらサービスが無駄になってしまうかもしれないけど、社員を雇うなどで社長業としての経験を買いに行きます」と言ってお断りをした。

その後、マインドスコープという会社を設立して社員を雇ったが、結局、短期間で売却したわけで、経営者としてはイケてない反省点が満載で、期待してくれていた人の気持ちも裏切った感が強い。でも、10人ぐらいの会社にはなって、その後、起業した奴もいれば、IoT業界で活躍している奴もいる、起業準備中の人もいたり、無事結婚した子もいる。そして、今でも年一ぐらいのペースでメンバーが会ってくれている。

会ってくれているのは嬉しいし、当時の選択は理性的には間違っているとも思っていないのだが、ただ、もっとめっちゃ嫌われて、顔を合わせてもくれないぐらいアクセルを踏むべきだったんじゃないか?というのはいつも思う。どっちが納得感を得られたのだろうか、という意味で。

会社の売却が決まったあとで、昨年、某D社の電撃代表になった某氏から「会社に人が集まるのは奇跡。その機会は、もう二度とないんだよ」とアワバーで怒られたことがある。先方は覚えてないかもしれないが、その時のことをは今でも覚えている。バスを止めてしまった当時の自分から思い出すと、バスを止めなかった場合の「たられば」を考える原点となった。

この10年で大きな経験をしたと思っている。身の丈に余る生活や、身の丈に余る人との出会いも含めて、あの時間を楽しんでいた。このことは経験を持っていない人には多分、絶対わからないと思っていて、それ故に今の立場はすごい幸運な奇跡をもらったと思っている。だから、簡単に諦めるような感覚は持ってない。

あの時に、いくつか期待を裏切って「こいつはこんなもんか」って見限られた部分もあるはずなので、見返したい気持ちもゼロではない。それに見合った人格を持っているのかはわからないけど。

当時の買収提案について思い出すと、どの打診を取っても、今の違う人生が待っていただろう。

たらればの話なのだが、たまに、あの時に選択していたらどうなっていたんだろうかと思うことがある。お金持ちになっていたかもしれないけど、今よりもっと未熟だったかなとか、もっとお金がなくて、でもアメリカに住んでいたりするかもしれないし、今とは違う経験は豊かだったかもしれない、とか、そういうやつね。

この業界M&Aは多いので、いろんな選択をした人達を見る時についつい当時の選択を思い出す。

自分が選んだ選択がよかったのかどうかは正直わからない。でも結局、その進路を選んだのは自分の本質そのものなんだろうなと。

記憶を消して、同じ機会が来たらやっぱり同じ道を選ぶんだと思う。

10年前の2007年当時の奇跡としてweb2.0のムーブメントや、まだ未成熟のネットビジネスの世界があったからモバツイも成り立っていたんだと思う。そして何よりTwitterというサービスの理念は骨太だった。それがあのタイミングに出会えたことは何よりもの奇跡。

全ては一期一会のチャンスであって、それを何も考えずに選んでいたら当たったというのは幸運以外のなにものでもない。

この10年は、自分でもわけのわからない展開でたくさん楽しんだと思う。

さて、この先の10年がどうなるのかわからないけど、とにかく一つでも多くバットを振っていって無茶をしていきたい。バットにタマが当たったのは偶然だと思っているけど、バットは振ってないと絶対にチャンスには当たらないから。

尾崎豊のシェリーという歌のこのフレーズが好きで、よく会社帰りに六本木のカラオケで歌ってた。

シェリーあわれみなど受けたくはない
俺は負け犬なんかじゃないから
俺は真実へと歩いていく

シェリー俺はうまく歌えているか
俺はうまく笑えているか
俺の笑顔は卑屈じゃないかい
俺は誤解されていはいないかい
俺はまだ馬鹿とよばれているか
俺はまだまだ恨まれているか
俺に愛される資格はあるか
俺は決して間違っていないか
俺は真実へと歩いてるかい?

自分のチャレンジをする全ての人を応援します。

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