自分の言葉を持っているか

この人の文章は、絶対自分には書けないという「言葉」を持っている人がいる。

アルファブロガーはみんなそうだったし、有名所だとイケダハヤト氏の文章もフラットで人を引きつけるのに長けている。
身近だと、そもそもパソコン通信という文字の世界で出会った、うちの奥さんとか、あとBASE社でPAY.JPの責任者のケケタ氏の文章も真似出来ないと僕は思っている。

別に彼らがリア充だとか、そういうことではない。むしろ、非リア充でネットの世界や文字の世界を活用している人達の可能性が高い気がする。

言葉というのは、人と人とのコミュニケーションで必要なものなので、おのずと仕事の能力にも生きてくる。

面接において、僕は頑張って話さないと自分たちの魅力を伝えにくいのに、ケケタはフラットに人を引きつける言葉を持っていて、PAY.JPの価値や自分たちがやりたいことをスムーズに伝えているのを見ると、嫉妬すら出てこない。完敗である。

でも、もしかしたら、僕は僕で文章が下手くそと言われながらも荒削りな言葉を持っているのかもしれないし、他の人は他の人で武器となる言葉を持っているのかもしれない。

たまに思い出しては繰り返しツイートしている話があって、高校生の頃、家電量販店で荷物運びのバイトをしていたが、暇な時は接客をしても良かった。たまたま、そのお店でパソコンを売り始めた時期で、パソコンオタクだった僕は、たまにパソコンの問い合わせに駆り出されていたのだが、とある主婦のお客さんに、一生懸命説明したら、なんと買ってくれた。FM townsという富士通のパソコン一式で、ワープロソフトの一太郎やプリンタとセットで36万円ぐらいだったと思う。FM-Vなどというパソコンを知ってる人もいるかもしれないが、それに祖先かつ遠縁に当たる。

買ってくれたのは熱意にほだされてとのことだったので、もしかしたら、がんばると人の心を動かす力はあるのかもしれない。

ただ、この話の問題は、僕は、シャープのX68000党だったので、別に熱意を持ってFM townsを売っていたわけではない。

単純にパソコンの話をしていただけである。ぶっちゃけ製品寿命が長いと思っていなかったFM townsを売ってしまったのは、少しだけ申し訳なさと後悔が残っている。一太郎と花子があったハズなので、ワープロとして活用していただければ大丈夫だとは思うが。せめて、当時イケイケだったエプソンのPC-386系とか、PC9801RX21などの国民機を購入してもらったほうが個人的には安心感があったのだが…。僕の感覚では、ホストクラブでドンペリを入れてもらった感覚みたいのがゼロではない。

っていい過ぎるとFM-Townsファンに怒られるな。

ただ、多分、当時の僕は、今よりも超オタクだったようなので、他人の価値観にあわせないで、ワケのわからないことを言っていたに違いない。それ故に、いい言葉ではなかったハズなのだが、買ってくれたという経験だけは、どこか心に引っかかっている。

と、思い出話はそれぐらいにして、

人と人とのコミュニケーションにおいて、言葉の選び方、使い方は、相手に物事を伝えるために重要な要素である。

武器となる自分の言葉を持つことが重要なのだろう。そのためには、自分の価値観をしっかり持つことが必要なんだと思う。いろんな本を読んで、言葉を仕入れるのは大事だが、最後は、それを咀嚼して、心の中で体系化し、自分の言葉として表現できることが必要だ。

とくにオチはない。

【PR】ご意見、感想などは是非、mstdn.fmのローカルタイムラインでお聞かせください