最近ネットから、好みの情報との出会いが少なくなってしまった

ふと思い出すと、2003年から2009年ぐらいまでかなぁ。時代背景的にはTwitterが本格化して、Facebookも日本で流行り始めるぐらいまでの期間。はてなブックマークや、RSSリーダー、アンテナとかブログアグリゲーションサイトなどを通じて、SIer出身の人のブログ記事をよく見かけていたのだが、最近すっかり見なくなった。

最近は、すっかり増田で見る、愚痴みたいな話ばかりになってしまった。

その分、得られる情報の質が下がったよなぁと悲しく思っている。

思い起こせば、沢山の人がインターネットでオープンに発信するのを辞めてしまったように見える。

Facebookのクローズドネットワークでは変わらず発言をされているのかもしれない。NewsPicksのpickで活躍している人もいるのだろう。

確かに、情報発信をしても叩かれたりして、そこに神経をすり減らすぐらいなら、そこそこ知人の集まりで好き勝手言ってる方が楽しいのもわかる。

更に言うと、ある種の「知り合いたい」業界人はその段階で飽和していると考えれば、それ以降に流入してくる人たちは出がらしのお茶みたいになっている可能性が高く、もはや情報発信をする価値を感じない、というのもあるのかもしれない。

ただ若い人たちは、毎年、この社会に流入してくるわけだし、技術の話のようなものは社会人になってから検索することも増えるだろう。

これから活躍する若い人との出会いや認知も結構重要だとは思うのだが、まあそういうモチベーションで情報発信をしていなかったのだろうから、仕方ないか。

宮川さんや伊藤直也さんも最近はRebuild.fmの人として認知されているような話も聞くわけですが、特に日本にいない宮川さんは、情報発信を止めてしまったら認知動線がほとんど無くなってしまうわけで、情報発信をし続けることって大事だなって思います。

大体ほとんどの人は同世代とつながってればいいやって思うのかな。僕はそうなってしまうのはとても怖いですけどね。パソコン通信時代は、確実に小僧の年齢だったんですが、インターネットにシフトしたら上の世代が見えなくなってしまって、もはやトップランナー世代だもんなぁ。人って消えるんだなって。そして、今、76世代とかが、僕の視界から、ごっそり消え始めています。

ちなみに、パソコン通信の時から薄々気づいていたけど、僕個人は、ブログとかパソコン通信とかダラダラ続けて、他によほど面白いことが見つからない限り、最後の方まで発信し続ける自信があったりするので、ブログは別にブームで始めたわけじゃなくて、都合よくツールとしてMovableType2に出会ってから、こんな使いやすいツール最高じゃん!と思って、ブログという形で情報発信してきたタイプなので、引き続き何かを書いていくとは思います。特に自分にとってのテーマなく、ダラダラ書くタイプなので、ネタさえあれば枯渇しないんですよね。

だから情報発信の仕方がブログじゃなくてもいいってのはあると思います。携帯メールはメールのお作法を壊して、必要なことだけを書くようになったけど、Facebookのコメントってそんな感じだし、NewsPicksのそれもそうなのかもしれない。それと同じく、一次情報の発信の仕方も、ブログのように起承転結的に書くのではなく、もっと気楽に書けるのが出てきてもいいかもですね。

さらに言えば一番大事なのって、言葉の流通手段だけの話であって、それが動画でもPodcastでもポエムでも良いんだろうな。自分が一番、誰かに伝えやすい方法さえあればなんでも良いって気はしますね。接点が分散していくとかクローズドになって、はてブから見えなくなっていくのだけが寂しいなと思ってるだけで。

会社でふと「最近渋谷の女子高生からブームになるって話聞かなくなったよね」って話をして、逆に「Youtube初とかが増えた」という話を聞いて、非常に非常に世界が薄まってるんじゃないかとも思ったわけだが、そういうのを最近Webの終焉みたいな言葉を使ったりするケースも見られる。でも、別にマジョリティが同じTCP/IPに乗ってようが、それを意識して自ら負ける必要はないと思うんですよね。

とりとめのない文章でごめん

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