たまたま見かけた話が頭のなかに残ってたのでメモ
みずほ銀行とISIDと野村総研、「CUI」に関する実証実験を米国シリコンバレーで実施
米国シリコンバレーでの「CUI」に関する実証実験について~邦銀初 Amazon EchoやFacebook botを活用した新しいチャネル・コミュニケーション~
「CUI」とは「Conversational UI」の略で、AI(人工知能)を活用しながら、お客さまと対話形式で金融情報をご案内したり、各種金融サースを提供する次世代のチャネル・コミュニケーション方法で、「WEB」、「アプリ(Apps)」に続く、次世代のインターネット基盤として注目されています。
なるほどCUIってそういう略だったんだ。オッサンにはcharacter user interfaceしか思いつかないですよ。
というのは置いておいて、人工知能と言うと都合は良いが、対話形式で話が進むためには、
・人工知能が新規流入も巻き取れる
これが一番美しい未来。これは素敵なコミュニケーションプロセスの研究開発が望まれるが(確かに電通グループが絡む意義は高い)、
現時点の落とし所は、
・利用者との信頼が完成されてる時の省略形インターフェース
と考えると、割としっくり行くな
すくなくともこのPRの事例にAmazon Echoが使われていることからも、Trusted MethodとしてのUIということでよいのではないかと思うのだが、どうなんだろう。
Amazon Echoを感じ取れてないから誰かおしえてくださいな。こないだAWSのイベントで無理してでもAmazon Echoのセッション見に行けばよかった…
ちなみに、今、慌ててAIに走らなくても、スマホアプリのGUIから、プッシュ通知によるTrusted Relationが作れる濃いサービスは、その関係性を温めておけば、そのうちいいことがあるから、そこを磨いていくのでも良いと思います。
本質的には、不完全なインターフェースで、最短でショートカットしていいというtrustedな関係性を作れたサービスだけが得られる特権ということになるハズです。だから多分、そんなに普及しない。
(普及とは、リワードとかみたいに謎の業者が乱立する市場ではなさそう、ということです。あ、儲かるメソッドが見えれば、端末を家にバラまくビジネスは普通に生まれるのか。安くなれば。人工知能連動型スパムデバイスみたいなのが、人力で配られる近い未来が見えます)
ー・ー
第一形態.古来のCharacter User Inteface
第二形態.マウスによる明示的な選択に基づくGraphical User Interface
第三形態.タッチパネルによる情報と操作が融合したGraphical User Interface
第四形態.音声や文字による信頼に基づいたConversational User Interface
インターネットの普及、IoT化の未来は、ブランドのない世界という希望的な予測をしています。つまり、何かを得るのに、わざわざiPhoneとかWindowsを買わなくてはいけなかった時代から、それらはインターフェースの一つとして町中にサービスが溢れる世界になることを期待しています。
言い方を変えれば、既存のリアルなブランドがインターネットで加速する未来とも言えるのかもしれないです。インターネット業界がなくなる、という話がありましたが、言いたいことは理解できます。問題はどっち側の出自の企業が、ブランドの資本を握るのか?という話だけの問題のようにも思えます。(参考:Web制作会社はもっと減っても良い〜WebSig1日学校2013)
ただ、まだしばらくは、その手前に何かがあるはずで、現時点では、「スマホ+push通知」が、Conversastional UIで期待されていることで、一番近いのかなと思ったりしますね。新規流入からtrusted relationへの転換力をもってるのが一番スキルとして優れていて、そうでなければ、何かの素敵なプラットフォームにホームページみたいな形でコンテンツとして乗る形で参入することになるのでしょうか。
最終的には、どうやって人に期待させて、どうやって期待を裏切らずに優れたサービスを提供するか、その結果としてお金やトラフィックがどう動くか、という部分は、特に変わらないと思いますので。
(disclose:botムーブメントには置いてかれていますw 新規流入としてのきっかけがなくて)
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