知らない人の出会いは、場の文脈が9割

奥さんに、街コン行ってみたいんだよねぇと行ったら怪訝な顔をされた。

そりゃそうか。

先日、転職ドラフトのPR企画で、とある対談をして、そのうち記事になると思うのだけど、そこでちらっと言った話で、以前参加したYAPCとかPHPカンファレンスとかのパーティで、99%以上の人は僕は知らない人で、そこにいる人達は、まさに僕らが採用したい人たちがたくさんいるにも関わらず、話しかけるのが結構難しいという非常に勿体無い場であることに気がついた。

そもそもITイベントのパーティは、その場でのコミュニケーションを楽しむ場なので、採用の話なんてする筈もないし、せっかく話をしたのに目的がモロ採用や商品の売り込みの話だったら気持ち悪いと思う。そこは仲良くなる場としてお互いが仲良くなってから、何かのきっかけがあった時い改めて話をするというのが直接採用の基本になったりする。

それに対して、採用を前提としている場は、その人が実際のところ、どう思っているかは別としても、採用を前提として声をかけていいことになっている。この「いいことになっている」というのが重要で、それを「場の文脈」と呼ぼう。

この場の文脈を前提としたエクスキューズが存在するのは、実に手っ取り早くて、お互いのコミュニケーションコストを著しく低減させる。

宮台真司氏や藤沢数希氏が書いているナンパの本を読んでいると、町中に歩いている普通の女性の中から、「ナンパされても良い」と思っている子を見つける作業だということが書いてある。つまり、飛び込み営業をひたすらやって、たまたまその商品を欲している人に出会う確率を自ら作りに行く、という行為に似ている。非常に無駄の多い作業であるが、ナンパの場合は、1回の実りが大きいということで、ナンパクラスタという人たちは心が簡単に折れないための特殊技能を宗教のように身につけている。

自分は、ぶっちゃけ、そういうのが苦手だし、全く相手が期待してない人へのアプローチも含めて、こちらの要望を強引に掴みとりにいくような行為は、メンタル的に無理なので、転職ドラフトのように、参加者に「採用の話をしてもいいよ」という場があるのは非常に助かる、という感じの話を、転職ドラフトの話を最初にお伺いした時にしたような気がする。

で、冒頭の街コンの話だ。僕は残念ながら、学生時代から付き合って、23歳で結婚をしてしまったので、大人の恋愛のかけひきのような経験を持っていない。

街コンのように、「異性から声をかけられても良い」という場において、自分という存在をアピールしながら、どうお互いが面白そうだと模索するような機会の経験がないので、非常に興味はあるのだが、ステータス上、それはできないので、そういう感じの発言をした次第。

Webサービスというのは、Webを通じてサービスを提供する中で、「場の文脈」を提供するものだ。そのサービスが提供するテーマに関して、思っきり活躍していいよ!というのを機能として提供し、その文脈において活躍すると、ランキング上位になったりして、ヒーローが生まれたり、心地よい空気を醸成したり、はたまたお金儲けをしたり、そこで有名になって、業界のプレゼンスがあがったり、などの効果をもたらす。そのように、人がエンハンスできる場の文脈を作れる人をすごく尊敬しているし、自分も作りたいなぁと思っている。

そういうのを作るのはリア充気質だと難しいんじゃないかと思うのは、人と人とのコミュニケーションにある壁を気にしないでいける人間強者だからなんだろうなと思いつつ、ファッション系のサービスは人間強者だからこそできてることもあるような気がするので、今の時代は、もうよくわかんないやw

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