どうせiPhone6を買うあなただけのためのiPhone5s選び

iPhone5sをどこのキャリアで買うかを検討をしていましたが、ドコモMNPの割引きが盛大で、既存のAndroidユーザーから不満が出ていたところに、実はドコモのiPhone5sだけ他社と比べて本体価格が高いという問題が発覚しました。

ドコモiPhoneの価格が凄過ぎてこれはマジでワロえないレベルwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww | 塩かたつむり速報

無金利無担保の24回割賦販売という、先進国でしかできない信頼ベースの販売手法で我々日本人はiPhoneを格安で買えているわけなのですが、どうせiPhone6が出たら機種変更する人たちにとっては、本体価格が高いというのは重大な問題だったので、ちょっとどれぐらい高いのか計算してみました。

この辺の話がよくわからない人のために今のスマホが何故安く買えるのか?!ということを軽くおさらいしておきますと、各携帯キャリアはできるだけユーザーに2年間使い続けてもらうために割引プランを用意していて毎月の支払を安くしています。毎月7000円近い高額な支払いをさせる代わりに、見た目のスマホの本体価格を安く見せるというのが「実質価格」です。

ちゃんと24ヶ月使い続けるのであれば、見事この「実質価格」は真実になるのですが、割引きは「毎月の使用料」に対する割引きになっておりまして、実は「本体の販売価格」全額分を、毎月分割で支払っているようにできています。これが24回の分割払い(割賦販売)の意味で、iPhone5s 16GBは全然0円で買ってるわけではないのです。

もし途中で解約をしたり、iPhone6に機種変更した場合は「実質価格」は絵に書いた餅になり、残りの金額を支払わなければなりません。その視点でのiPhone5s本体にかかる金額を表にまとめました。この表には毎月の利用料やパケット定額の支払額等は記載しておりません。あくまでも本体の入手だけにかかるコストについて、iPhone6が出ることを12ヶ月後と想定し、その段階で機種変した場合に、どれだけ割引きの恩恵を受けられて、どれだけ残債にお金がかかるのかだけを計算したものです。

先に結論を書いておきますと、1年で機種変する場合、ドコモが他社と比べiPhone5sの本体支払総額がどれだけ高いのか?!というと、16GBモデルで約13000円、32GBモデルで、約1万円、64GBで約4000円という不思議な結論になりました。もちろん、かかる総額はもちろん容量が大きいモデルの方が高いですけどね。

その結果から、もし来年の同じ時期にiPhone6が出た時に買い換える前提で、もしドコモにMNPしたいと思うなら、お得感が高いのは、64GBだと僕は思いました。つまり、

[ドコモ][64GB][MNP]のコンボです。

64GBモデルがもともと欲しいならどこのキャリアを選んでも本体価格にびっくりする程の差はなく、それなら毎月のパケット定額との割引きが高いドコモが相変わらずオトクなのでは?!という考え方をしています。

途中解約する時に一番微妙な気分になるのはドコモのiPhone5sの16GBモデルでしょうね。実質価格が0円なので、これ以上の値引きはキャッシュバックしか手がないですしね。

ドコモ 16GB 32GB 64GB
卸売価格 95760 105840 115920
16GBを基準とした価格差(=販売奨励金) 0 10080 20160
本体価格 95760 95760 95760
月々サポート(24ヶ月分、これと本体価格との差額が「実質価格」) 95760 85680 75600
月割 3990 3570 3150
毎月支払額 0 420 840
12ヶ月までの本体の支払額 47880 47880 47880
12ヶ月までの支払い総額(月割合算) 0 5040 10080
12ヶ月で機種変/解約した時の残債支払額 47880 47880 47880
12ヶ月以降の返済額(月割) 3990 3990 3990
本体にかかる総支払額 47880 52920 57960

 

au 16GB 32GB 64GB
卸売価格 ーー ーー ーー
16GBを基準とした価格差(=販売奨励金) ーー ーー ーー
本体価格 68040 78120 88200
月割 2835 2925 2916
毎月支払い額 0 330 759
12ヶ月までの本体の支払額 34020 39060 44100
12ヶ月までの支払い総額(月割合算) 0 3960 9108
12ヶ月で機種変/解約した時の残債支払額 34020 39060 44100
12ヶ月以降の残債返済額(月割) 2835 3255 3675
本体にかかる総支払額 34020 43020 53208

 

softbank 16GB 32GB 64GB
卸売価格 ーー ーー ーー
16GBを基準とした価格差(=販売奨励金) ーー ーー ーー
本体価格 68040 78120 88200
月割 2835 2825 2815
毎月支払い額 0 430 860
12ヶ月までの本体の支払額 34020 39060 44100
12ヶ月までの支払い総額(月割合算) 0 5160 10320
12ヶ月で機種変/解約した時の残債支払額 34020 39060 44100
12ヶ月以降の残債返済額(月割) 2835 3255 3675
本体にかかる総支払額 34020 44220 54420

[訂正事項]
※訂正1.残債の月割支払額を半分で計算してしまっていました。正しくは今表示している金額です。
*訂正2.正しくは本体価格、月割の支払い時期が購入から一ヶ月ずれるので、12ヶ月後ぴったりに機種変した時の正しい残債月数は13ヶ月分残ります。
[/訂正事項]

ちなみにこういう事情があるので、iPhoneは「買うならすぐに買う」「買わないなら徹底的に次まで買わない」というのがベストなプラクティスになっているかと思います。中途半端な時期に買うと、次の機種変のタイミングで結構微妙な気持ちになるのがアップル地獄と言われる購入サイクルの入り口になります。

計算等々で何か根本的に間違っていたらツッコミいただけると幸いです。

p.s.残債の月割返済額を修正してみて思ったけど、やっぱり64GBは安い買い物ではありませんね。1年で買い換えるならせめて32GBでつないでいくぐらいの運用努力は必要かなぁなんて思い始めています。あと今、ドコモにしなくてもいいかもなぁとも。

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