2016年、Slackを仕事に使う時に知ってほしい古くからのネットリテラシー

高校1年の時にパソコン通信を始めて、知らない人とコミュニケーションをし始めてから、もうかれこれ25年以上経ってます。はじめてパソコン通信でチャットをした時の感動、情景、相手のハンドルネーム、話した内容の一部は今でも鮮明に覚えています。

その後、いろんな人とネットを通じて出会っては去って行くのを見てきました。中には僕がコミュニケーションを通じて傷つけた人もいるでしょうし、問題を起こして自滅して去っていった人もいました。僕自身は、インターネットの時代になってからも、淡々とTwitterもFacebookもブログも書き続けているわけですが、情報発信をどう続けていくか?については、なんとなく感覚としては板についてる気がしています。

ただ最近、会社のSlackでも、過去に見てきた「非対面が故の期待と現実の差異」に戸惑ったり、ミスコミュニケーションが増えた気がしています。もし、それが仕事の生産性を阻害したり、発信者の心の安定を阻害するのであれば、どうにかしないといけません。

Slackに書いた書き込みは、相手がたまたま目に入ったらラッキー。そうでなければ、見落としても仕方ないかな、ぐらいの期待度で付き合うのがオススメです。

こういうの知らないでチャットコミュニケーションに期待をしすぎて、うまく行かないことに腹を立てたり、気を病むのは勿体無いので、そのことについて書いてみます。

1.そのチャンネルのログを見ることが仕事として約束されてないなら、相手に返信を期待しないこと

情報発信をしたからと言って、それを相手が見るとは限りません。
返事が必要なら、@名前を必ずつけたりMessageで聞くべき。

そうでなければ、誰かが見てくれたこと、レスを付けてくれたことは幸運だと感謝しましょう。みんな自分の持ち場があるので、関心を持って見てくれてるのは、あくまでも好意か趣味だと思っておくのがオススメ。

ちなみにSlackを仕事として全ログを見ろと言われたら僕は断ります。
その代償として、余計な書き込みするなとかchannel数は最適化しろとか、Slackの良さを殺す方向に持って行ってしまうと思うので。

2.返信できない話題は返信されない

関心を持っても反応できないことと、関心を持たずに反応してないことは違いますが、その二つはネットでは区別がつかないです。
このことを知ってるか知ってないかは、ネットコミュニケーションを続けるためには、すごく重要です。

直接、聞かれもしなければ、わからないことをわからないと書ける人はそう多くないです。

3人ぐらいのチャットだと教えてくれたりします。その場に10人いたら期待してはいけないです。コミュニティのサイズでも人の反応は変わります。これは多分、説明できる心理学的な理屈があると思います。

3.他人にとって、その情報がどう通知されているかを意識して情報を発信すること。

通知のされ方は人それぞれの考え方で設定が違います。自分と同じように見えてるハズだと思ってはいけません。

また、@1 @2などと二人以上に投げると、責任が曖昧な場合にお見合いになってスルーされやすくなります。メールのccみたいなのはやめて、できれば一人に送ったほうが良い。

と、はたと書いて思ったが、おれ@hereの通知、結構、止めてるのかな。そんなことできるんだっけ。
でも、曖昧な全体への振りに反応してる気持ちの余裕はないかも。問題は、それが僕だけしか答えられない内容だった時に、2と組み合わせると全体でスルーされちゃうんですよ。それが問題。

4.Slackは大量の情報を扱うの、まだまだ難しいです。

以降は自分の好き嫌いの話ですが、Slackはすごくよくできてるし、めっちゃ便利ですが、なんでも解決する神ツールではないと思っています。
むしろ情報量は、見える粒度に調整する必要があるようです。そうじゃないと、情報は見落とします。

僕もたまに見てくれてることを期待して、ついつい感情的に反応しちゃうことあるんで、この書き込み、かなり自戒の念の意味もあるんですけど、基本、Slackはその場限りのツールだと思ってますし、それぐらいの曖昧さを許容するところにこそ、TwitterやExcelのような自由度に対する魅力が高いツールだと思います。

仕事としてのコミュニケーションとしての完全性を求めるならredmineやgithubのissue、backlogなどのタスク管理ツールなどのほうが便利です。でも、それだけでは情報の伝達性が難しいって思います。やっぱり、そこには相手のコミットメントが必要かと。

さらに、Slack以外にも多数の情報導線があって、情報をタテに並べることはできないし、それぞれをカテゴリと見立てても、なかなか解決できないなって思っています。他人に割ける関心の量に限りがあるんだと思います。結局、割り込んだもの勝ちかなと。仕事は他人の時間の奪い合いですしね。
(多分、Facebookで反応できてないメッセージがいくつも。すいません。。。)

それ故に、オンラインにおいては、あまり相手に期待しないってのが、コツかなって思います。そう思えるからこそ、うまくやれることってあると思うので。

p.s.Slackですが、個人的にはさっきまで見てたチャンネルの履歴が欲しい。あと通知を画面到達前に消しちゃって悶々としてること多いかも。

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