SMAP独立騒動、メリーさんと飯島氏の確執に関する記事がどうしても目に入ってきて読んでいても、ジャニーさん、メリーさん、ジュリーさんとかと言われてもよくわからなかったので、ちゃんと理解しようと問題の原点とされているメリーさんの週刊文春のインタビューに関するブログを読んでみました。
クビ宣告も!メリー喜多川が飯島三智をボロクソに恫喝!週刊文春の前で繰り広げられたジャニーズ派閥問題のインタビュー詳細
嵐とSMAPが共演しないことに対するメリーさんの反論
「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか? それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」
ジャニーズらしいジャニーズを作りたいメリーさんラインと、ジャニーズラインから外れていたSMAPを大成させ、その上で、その後のジャニーズタレントの活躍の場を広げた飯島氏との間における考え方の違い、バンドが解散する理由で言う『音楽性の違い』による感情的確執が表面化したという印象を受けました。
メリーさんから見てのSMAPは鬼子だということなのでしょう。
しかし、メリーさんや娘のジュリーさんという創業者一族に盾突くのはどう考えても筋悪です。もし飯島氏だけ退職してしまった後のSMAPのことを考えればこその独立画策だったのかもしれませんが、仮に成功してもジャニーズ事務所に対するダメージは不可避。実質的なクーデターと見られても仕方ないように思えます。
メリーさんは飯島氏にSMAPとの関係性が濃すぎると指摘する
飯島が自分が担当している人間を番組に入れるのは当たり前のことじゃないですか。間違いがあるとしたら、この人(飯島氏)はSMAPが長すぎているのかもしれませんね。うちはトップのマッチでも、しょっちゅうマネジャーが変わります。自分がマネジャーを仕切る人だから。マッチは今年で三十五周年。ジュニアの時から計算したら三十九年ぐらい。一番古い子だけれども飯島もそれぐらい古いんです。
マネージャが長すぎたという表現は、少し意地悪な表現ですが正しい見立てかなとは思いました。残念ながらメリーさんの方が一枚も二枚も上手という印象は持ちました。
飯島氏が仕掛ける独立騒動が本当なら、北朝鮮に息子をおいていけないと脱北を画策するお母さん的な心境でやったのかもしれませんが、筋道を大事にするであろう芸能界においてクーデターは素人目から見てもマズそうな気がします。一旦、自分だけ独立してから、引き抜きを画策することはできなかったのでしょうか?
そしてこの影響は、地味にジャニーズ全体にダメージを与えそうです。主要メディアはさておき、ネットメディアでも徐々にジャニーズバッシングの記事が増えてきそうな予感です。
スト2で言うなら足払い程度のダメージしか受けないかもしれませんが、足払いもひたすらやられると徐々に影響を受けるものです。何より気がついたら大技が繰り広げられなくなる。
そうでなくとも、もし今のジャニーズの時代性の符合に飯島氏のビジョンが不可欠であったならば、飯島氏が辞めた後のジャニーズは、時代とマッチしなくなる可能性があるので動向は気になりますね。自分が子供の頃から第一線でタレントをお茶の間に送り込み続けてきた会社ですからね。
このネタをブログに書いた理由は、タレントをプロダクトとして見立てると、創業者の考えるプロダクトと、二次ラインのプロダクトが別のコンセプトで成功した立役者がいて、お互いがお互い間違ってないと思っている時に揉めたらどうなるか?という、いかにもネットビジネスでも起きそうな話だと思ったからです。
でも、残念ながら創業者一族が全権を握ってる会社を裏切る形で、そこの会社で利益を出してるプロダクトを敵対的にMBOさせるのは無茶ですよ。せめて一度は自分自身が起業して、事業譲渡で買い取るなどの大人の作戦に出ないと。
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