何のために頭を使うのか?手を動かすか?という美意識

最近、ジジイになってきてワガママになってきただけかもしれないけど、手を動かして何かをする以上は、それが自分にとってポジティブであることはすごく重要だよな、と思う。

何かのプログラムを書く時に、それが本当に必要だと思っていればこそ頭が回ると思うけど、でも、そうじゃなくて、いわゆる仕事として必ずしも目的も見いだせてない時にコードを書いたりする場合(ぶっちゃけ社長しか本当のビジョンが見えてない時とかね)、そこで必要なのは、

・それが本当に必要だと思ってくれている人がいる

とか、

・これを出したら喜んでくれるんじゃないか

ということが期待できて、その期待に応えたいと思えるようなことって、エンジニアにとって、すごく大事じゃないかな。要するに、この人が欲しいって言ったから信じて作ってみる、というのがあって、それができる人が優れたプロダクト開発のリーダーになるのではないかと。

なんかそれ、どうなるかよくわからないけど模索してみよう、というフェーズにおいても、それが本当に必要な試行錯誤だと思えればこそ、尊重できるものだと思うし、いっちょやってみよう!って思えたら前のめりになれるし。

今日、KAIZEN Platform主催のプロダクトマネージャのセミナーで、元サイボウズで現ビズリーチでPMやってる丹野さんと、CEOのすどけんさんのお話をお伺いしてきたけど、プロダクトマネージャにせよその他の役職にせよエンジニアをポジティブに動かすのって、やっぱりこれだよなって思ったセリフがあって、

「情熱わかないテーマならプロダクトマネージャやっちゃいけない。46時中プロダクトのことを考えなくてはいけない。」

そうやって本気でコミットしてるところが見えればこそ、その人をお手伝いして役に立てるのが楽しいって思えるんじゃないかと思う。エンジニアって、人間性としても、どこか受け身な人が多いのは否めないけど、その分、人に役立ちたいって気持ちは凄く強いと思うので、そこをうまく刺激してあげて欲しいなって思う。もし、うちのエンジニアが言われたことしかやらなくて困ってるって思っている人がいたとしたら、もしかしたら、それは単純にエンジニアを前のめりにさせていないあなたの責任なのかもしれない。

と、自分に返ってきかねないことを書いておいてオワリマス。

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