個人ができる金融ハックの方法論としての住宅ローン

企業の借入はP/L上(B/S上?)返済が成り立っていれば(納得できてれば)、いくら借りても問題ないという判断ができるし、借入そのものが生き残るための手段の一つである。
それに対して個人の住宅ローンは、それそのものはコストでしかない負債で、借入と売上(収入)は連動してないため、リスクに対する扱いは趣味的な判断に依存しなくてはいけない。

その一方で、個人でこれだけの規模の借入ができる方法論は他に無く、その条件が、1.家を担保とし、かつ、2. 正社員(建前上、会社がその人の信用を担保してる)である、という2つのパラメータで決まるので、その条件を持ってる人にとっては、借りれたもん勝ち、という側面が確実にある。

確かに、それは正社員優位の肝なのかもしれないが、銀行が個人を適切に与信できないという問題はおそらく確実に存在する。住宅ローン自体は、非正規雇用問題が出てくるよりも前から存在する商品なので、非正規雇用問題を一旦忘れておくと、お金を借りること自体に、学歴や会社の規模やブランドはあまり関係ないというのは、非身分制度的で素敵な制度だと思う。

要するに、上記2つの条件を満たせば、誰でも大金を借りられるという部分を、ポジティブとするか、ネガティブとするか、にどう評価するか、ということがポイントだろう。ただ仮に、非正規雇用を是正するために、この制度をなくすとしたら、全員に厳しい与信判断を求められて、それこそアメリカのクレジットスコアのように与信ポイントをアップすることを意識して生活するなど、余計に生きづらい社会になることが想像されるが、それでいいのか、という話だと思う。もしくは大企業や高学歴優遇の身分制度的になっていくか。

とにかく現状の住宅ローンモデルの前提としてある、家族で家庭を持って幸せに働くことが会社員としての幸せである、という因果関係に魅力を持つなら(別にその価値観に従う必要はなくて、金融ハックの方法論として)、田端さんのような賢い買い物だと見ると、これほどラッキーな借入制度はないし、イケハヤ氏のように、その価値観こそを破壊したいと思ってる革命家タイプの人からすると、それ人生の罠じゃん!、という風に見えるのは、そりゃそうだろう、と。

僕個人としては、身の丈に合わない情弱の借金手段としてみると、確かにリスキーだけど、リスクそのものをテイクする意識があるなら、方法論としてはおいしいよね、というのは起業するタイミングで2重のリスクを持ちたくなくて、マンションを手放してから気がついたw 別に後悔はしてないけど、地味にいろんなところで高い授業料払ってるなとはよく思う。

それよりも管理費をマンションデベが設定するのは利益相反で的外れだからな。あれは信用するな!そこだけはこれからマンションを買う人には言いたいw

参考記事:
田端さんとイケダハヤトさんの論争から正規雇用マンセーな我が国の社会を思う:クロサカタツヤの情報通信インサイト – CNET Japan

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