オフィスが広くなる思い出

オフィスが広くなる思い出に実はあんまりいい思い出がない。

昔いた会社で、朝出勤してくる風景を観察してた。

出勤する人、一つの空間に10人までなら、お互い挨拶するんですよ。
でも10人超えると、挨拶しなくなるんですよ。

強い人はそうは思えないだろうけど、挨拶しなくていいと思うのではなく、挨拶しにくい、と思う方が大きいんじゃないかな?って思う。

人が増えるってのは、人と人との間にある、心の壁が大きくなってくる。その壁はストレスとなり、自分の気持ちを正当化させるために、どこかの方向に解決する方向に行く。それが会社に対するロイヤリティが下がる方向に行く、、、ことがある。

コミュニケーションの局所化、ネガティブの伝道師の暗躍が目立つようになるのが、これからのフェーズ。

そうならないようにできたところか、そうなっても利益をあげられる会社だけが成長できるんだと思う。

それこそが50人の壁、100人の壁なのかな?って。

数万人、数十万人の会社は、必ず現役社員が事故や病気で、年に数人はお亡くなりになってると思う。でも組織全体のインパクトとしてはワンオブゼムなのだと思う。
もし10人の会社で1人お亡くなりになったら、ガンダムで言うリュウ・ホセイなみのインパクトがあると思う。

そういう感覚論の中間的な状態が30人から100人なのかなって思ったりするわけです。

今いる会社のフェーズは、昔いた、某F社->D社の流れで言うと、代々木オフィスから代々木八幡のオフィスに引っ越すタイミングが完全に重なる。

って書くと、当時の仲間の人達はあーって思ってくれるかもしれない。そこでの変化に若干のトラウマな人が何人かいるだろう。僕も、このタイミングで大切な友達と疎遠になるきっかけを作ってしまったし、自分自身もそこでの壁を超えられなかっただけに、そうならないように頑張らないと。当時は、合併で、二倍以上に大きくなったけど、合併したことでの軋轢みたいな問題はなかったと認識している。みんないい人達ばっかりだった。そうではなくてビジネスの要因が一番、大きかったと思う。もしかしたらいい人ばかりだったことが影響してるかもしれないが、いずれにせよ、会社、、、というか、組織がうまくいかなくなる理由なんて、多分、ビジネスが上手く行ってるか行ってないかだけが理由だと思う。前提条件がどうであろうと勝たなければ官軍にはなれない。

僕自身も、その責任を全うすることはできなかった。無責任と反省しなくちゃいけない立場だったかもしれないけど、当時は、それが限界だった。今、僕と同じ人が目の前にいたら全力でフォローしなきゃなって思う。フォローってのは教育という言葉に置き換えてもいいや。うまくいくなら、それで全然いい。そういう状態にならなくなってしまったのが最大の問題だったのだから。

その時に何がダメだったのかは明確にわかってるけど、別にそれが再現性があることでもないし、全ては結果論でしかない。それを避けたところで別の問題が出てくる可能性だって当然ある。ただそうは行っても、当時のミスは再現したくないし、成長には痛みが伴うので、常に公正かつ公平に、うまくやることが一番大切なのだろう。

現状維持のまま成長しなくていいのなら、誰も困らないさ。

社長はもちろんのこと、何より中間管理職が試されるタイミングに入るということなのだと思います。あの頃を思い出して、少し気が引き締まった。同じ徹は踏まないように頑張る。

ふと、当時の退職エントリーをひっくり返したけど、そういうこと一切書いてないなー。めっさポジショントークじゃんね。決して嘘は書いてないけど、これが立つ鳥跡を濁さずというメソッドだと思うw
F’s Garage @fshin2000 :転職します。(2005年の記事)

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