アサヒビールハッカソンで審査員をやらせていただきました。

リクルートさん主催のアサヒビールハッカソンにお呼びいただき、審査員をやらせていただきました。

金曜日がアイディアソン、で土日に作業をしてアウトプットを出して発表するというスプリント形式。ホント大変だと思います。

そんなところで図々しくも審査員をやらせていただくという重責を担いました。

しかも、審査員がアサヒビールの偉い方と日経BPの偉い方と僕。なんというか予想はしてたんですが、マッシュアップアワードの時よりも、ある種、専門家である僕の発言力が大きかった><

でも、なんとなく予想はしてたので、ちゃんと見させていただきました。以下、参加者しかわからないけどあくまで僕の主観でレビューします。

イベントのお題は「若者がお酒を飲みたくなるアプリ」と言ったものでした。

■いつものPASS

「最初の一杯をカスタマイズできるアプリ」
このアプリで飲食店の予約をして、お店で「いつもの!」と言うと、予約の時にカスタマイズしたいっぱいが出てきてドヤ顔できるというアプリ

個人的印象ですが、アプリを使っていることを隠さなきゃいけないというのが、少しかっこ悪いかなと思ってしまいました。
カッコつけるのは、今風ではないような気がしていて、素のままの自分と、アプリによってエンハンスする何かが組み合わさって、結果として楽しい、オシャレというのがあったらもっといいなーという印象でした。

■家に帰るまでが飲み会です。
オムロンさんの顔認識デバイスで、その人が酔っているかを認識して、必要に応じてスマホにコールしてくれたり、スマホに通知が来るというソリューション

これはいずれ普通に出てくるサービス、製品だと思います。
ただ、完成度がまだまだだったかな。閾値の調整が大変だったとおっしゃられていた記憶があるので、少し難しかったようですね。

オムロンさんの顔認識デバイスが、スポンサーであることを知らずに 、、それ顔の前にないと使えないですよね、とマジレスをかましてしまいましたw

ただ、たとえスポンサーの何かがあろうと、それの実用性が伴ってないとね、ということで、プロトタイプであっても論理的な実現性は求めさせて頂いております。Apple Watchで血流センサーでも取ってアルコール濃度測れるようになるといいですね。

■AB先生のぺろぺろ先生異常なし
こちらも似たサービスで、ジョッキに入ったアルコールの重さを測ることで、一定時間における飲酒量を計り、一定数を超えたら音声合成による電話がかかってくるサービス。

前の企画が本人の情報を測定するのに対して、こちらの企画はジョッキの中のお酒という環境の変化を測定して、飲酒量を測るという部分ですね。なかなか実現性を考えると難しいですね。こういうのってどうやった測ったらいいんだろう。

■あいのみ
Facebookログインをして、開催したい飲み会を登録すると、友達やシェアされた友達の友達を中心に応募が来る。承認制になっていて、この人は来てほしくないという人がいたら拒絶することで、自分達の望む飲み会を突発的に開けるという部分

FBだと後から誰かが飲み会の写真を共有しちゃったりして、大体、拒絶したことはバレるよなぁと思ったのがネガティブポイントでした。人間関係を壊しそうだなと思ったり。これが不特定多数なら良かったんですけどね。
FBの世界観なら、むしろ、誰が何人、来てもいい方向でのソリューションを考えて欲しかったなぁ、という印象でした。

■にゃるこーる
猫集めの世界観で、居酒屋などでビールを飲んだりするなどのアクションで、猫が集まってきたりするスマホアプリ

作品の完成度が高くて好印象だったんですが、どうもお酒と動物というのは広告的な意味で、相性が悪いそうで難しいとのこと。僕が何故猫なんですか?という質問に、もし猫以外のソリューションでハマるのがあればよかったかもしれなかったんですが、猫あつめ以外に代替となるコンテンツがなかったのが残念。

家族を居酒屋に連れて行くというのは良かったと思います。ただ、必ずしもお題の若年層じゃないなともw

■また、会いに行きたくなるビアサーバー

今回、大賞がこの作品でした。

宅飲みに続く、コンビニ飲みという新しい若者の飲酒スタイルにあわせて、コンビニにビアサーバーを置く。そこに画面がついていて、パーソナライズされた萌えキャラがついでくれるというアイディアでした。

まず僕が丁度、東京ドームに野球の試合を見に行ったばかりで、ドームのビールの売り子さんの印象が強くて、そこと繋がったというのもあるのですが、お店ごと、ビールブランドごとに、キャラクターの状態やコスチュームが変わってくれると、お酒を飲みに行く理由になるのではないか?と思って、僕はこれが一推しでした。

ビールやウイスキーという商品は、国産ビールであれば、そんなに変わらないわけです。どこでも国産ビールは手に入るので、日本にいる限り、それ自体に特別な価値はありません。イマドキのインターネット論と同じく、極論すると、ビールを飲むのも水を飲むのもあまり変わらないと思っている人も増えていることでしょう。その上で居酒屋やバーにいく理由というのを作らないといけないわけですが、実はお酒を飲むのが嫌だというよりも、そういうお店に行く理由が見つからないというのがあるのではないでしょうか?

そもそも居酒屋に1人で行くことはないわけですから、それなら家飲みで良いよねという人たちは居酒屋にはいかないでしょう。逆に、食べたいものがあったり行く理由があれば、SNSで話題になって行きたくなるわけです。国産のビールそのものを飲みたいというシーンは、僕もたまにしかありません。丁度、このイベントの前日に有楽町のコリドー通りを歩いてたのですが、お酒はどこでも飲めますが、まさしく行きたい店がないというツイートをしていたばかりです。その日、有楽町に来たのは、ガード下飲みをしたかったからなんですよね。普段中目黒なので飲み屋には困りません、わざわざ有楽町に行くには、相応のコンテンツ性を求めていたわけです。

と考えればこそ、若者らしい行きたい理由をセットにしてあげればいいんじゃないかとアイディアには共感しました。またビールブランド対決とか、AKB的な総選挙とか、リアルなビール会社の商品やブランドを傷つけることなく展開できる部分もあるなぁと思いました。

ちなみに、ビールメーカーさん的にはコンビニ飲みはパートナーである飲食店と競合する部分があって、少し難しい選択だったそうです。しかし、今回のお題は若者がビールを飲みたくなるというお題、宅飲みコンビニ飲みが新しいスタイルであるのであれば、、、と、あえて選んでいただく流れになりました。

なにげに今回の大賞は、結構大きい話なのですよ。

■ペースメーカー
息を吹きかけると、アルコール度数を測って、飲み過ぎを防止してくれる。自分が気持ちいい飲み方を教えてくれるアプリ

作られた方が測定機器のエンジニアさんだそうで、専門知識を応用した作品を片手間の形で作ってくださいました。
専門的な知識をお持ちだったので、面白かったです。気持ちがいい飲み方を教えてくれるというのは割と刺さりましたし、体内のアルコール度数をうまく測定し、止めてくれる製品があれば、毎年起こる一気飲みによる死亡事故も防ぐことができるでしょう。

他の作品と同様に、どうやってアルコールを測定するのか?という問題はすごくありますが、少し未来を感じることはできました。

■SMART BEER GLASS
こちらが準優勝。MA10で優勝したチーム?なので、リモートコンテンツのプロデュースアイディアはさすが、です。

ビアグラスやワイングラスに液晶表示器を内蔵し、メール等でおめでとうのメッセージを送ると、それが表示されたり、クラウドのメッセージを表示することができるグラス。また一人飲みなどでも、ネット越しに共有しながら飲めるとか。

デモであった結婚式のグラスは非常に印象的でした。確かに乾杯のところで、ハートマークが浮かび上がるグラスだったら素敵ですね。飲みを楽しくする作品ではありましたが、飲む行為を促進できるかという部分は、優勝した作品と比べるともう少しかなという印象でした。

確か、昔、氷の形をしてお酒の中に入れる光るデバイスがあった気がします。ボタン電池が内蔵されているので、あれに通信機能が追加されて光の反射でモニタ化できたら、すごそうですね。

飲酒量を測定するのよりは、早く実用化できそうな気がします。

マジで審査したので、家に帰ったらヘロヘロになっていて、すぐに寝てしまいましたよ。
また、何か機会がありましたら、是非よろしくお願いいたします。

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