クラウド型サービスは低価格サービスに尽きるのか?

QB Houseのオサレ版らしいFaSSって美容院で髪を切ってきた。基本格安店の部類に入る。
行きつけの美容院でいつもお願いしていた人が別のお店に移転してしまったので、少し別の所を探しているのです。

でも、いいなと思ったのは、少し前時代の仕組みではあるもののメール予約ができること。
「未来の予約」ではなく、「今何人待ち」というウェイティングリストにネット経由で参加することができる仕組み。

デパートや回転寿司などの混んでるチェーン店系の飲食店にもそういうのありますよね。

でも、あんまり高いお店にはそういうのない。できれば予約必須のお店でこそ「今なら空いてるんだけど来ない?」みたいなのが知れると嬉しいんだけど。休日とかで、お店を予約してそこにスケジュールが縛られるのが嫌いなので。

FaSSのウェブサイトはレスポンシブに対応してないし、メール予約も基本的にガラケー時代のシステム。切ってる隣の人が、メールの返信が来なかったってぼやいてたけど、それメールがスパム判定されてまっせ。

電子メールは結構難しくて、スパムのせいでメールはオワコンってるからスマホアプリとかLINE@とかでどうにかしてくれるといいんだけどね。ShopCard.meもそこにアプローチしたい。試しにFaSSの予約ページのURLでカード登録してみたら、ShopCard.meがmail:のURLスキームに対応してなくて動かなかった。直さなきゃw

もう一つ思ったことはオンデマンドのリソースマネジメントって、クラウドコンピューティングの基本概念じゃないですか。

例が適切な比喩になってないかもしれないけど、モバイルSuicaの魅力って、予め行き先を決めて切符を買うんじゃなくて、とりあえず電車に乗って、後から行き先を決められること。

だから、なんも考えずに、とりあえず電車に乗って行き先を探してもいいし、もし途中で連絡が来れば、途中下車しても行き先変えても良い。すべては駅から出るときに、よしなに精算してくれるので、電車というリソースのあり方が変わったと思うんですね。

それに近い形でカーシェアリングだったり、AirBnBにおける家の持ち方とかも、その効率的な運用が、行き当たりばったりでOKな感じになっていく。どこも予約せずアメリカに行ってHotel Tonightでその日に空いてるホテルを探すなどということをするわけです。

ただ、このFaSSもそうだし、回転寿司系の予約システムもそうだし、現状、オンデマンドリソースとしての予約システムを導入していることが「回転率最適化型のビジネス」に依存している。

投資をする動機として、ビジネスモデルに連動してるってのは良いんだけど、低価格商品で数を埋めるための仕組みとしてのITというのでは、勝ち組が決まってしまうというか、当たり前の仕組みにはなっていかないよね。もう少し値段高くてもいいから、快適なサービスを提供するサロンもいいなぁと思ってるのは事実ですし。

そうでなく、もっと当たり前にふつうのお店の予約に、これに近いものが入って欲しいのだけど、今のところモチベーションとして、そうはならないんだろうな。結局、こだわりの飲食店で、今日の仕入れに限りがあって、人気があったら、目の前の常連さんとかで埋まっちゃうから、IT化する動機がないもんな。

うーん。ホントに、そうなのだろうか。
今のところのリアル決済の限界なのかなぁ、なんてことを考えつつ髪を切ってもらっていた。GREEがHotel Tonightの類似アプリ出した時に、ラブホニーズだよねって言われたとおり、この用途はまだ周縁なのだ。メインストリームになるべき何かが必要なのだと思う。

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