多分、2000年頃に想定されていたインターネットがようやく来始めた

と思う。最近、あの頃を思い出すようなニュース増えたし。

オムロン「つながる工場」へ賽は投げられた!
草津事業所のFA機器生産データを他工場でリアルタイム共有へ

つ 俺特許 2000年ぐらいに書いた奴。
今ならIoTだとかコネクテッドマシンだとか呼んでるな。きっと。

http://www.patentjp.com/13/F/F100523/DA10004.html

請求項1記載のはんだ付け装置は、はんだ付け装置本体と、このはんだ付け装置本体の動作状態を測定する測定手段と、ネットワークに接続され、この測定手段の測定結果を処理し、インターネット用ブラウザで閲覧可能なデータに変換して前記ネットワークに公開するワールドワイドウェブサーバ機能を備えた管理手段とを具備したものである。
【0006】そして、この構成では、はんだ付け装置本体の動作状態がワールドワイドウェブ(WWW)サーバによりネットワークに公開されるので、汎用的に使用されるインターネット用ブラウザであるワールドワイドウェブブラウザのソフトウェアをインストールしたパーソナルコンピュータなど用いて、単数あるいは複数のはんだ付け装置本体を、はんだ付け装置本体から離れた単数あるいは複数の場所で同時に管理が可能になり、低コストで高度な管理が可能になる。
【0007】請求項2記載のはんだ付け装置は、請求項1記載のはんだ付け装置において、はんだ付け装置本体は、炉体、搬送手段、及び加熱手段を備えたリフロー装置を備え、管理手段は、前記搬送手段の動作状態、前記加熱手段の動作状態、及び前記炉体内の温度をネットワークに公開するものである。
【0008】そして、この構成では、リフロー装置の動作状態、障害の状態などについて、低コストで高度な管理が可能になる。

PLCはオムロン製だったよ。

ちょっとしたこだわりとしては、この機能、別に与えられた仕事で作ったわけじゃなくて、ある意味、趣味的に作らせてもらったので、HDDに負荷をかけないようにRAMディスクを使っているところ。つまり、リアルタイムデータの保持を今で言うmemcacheみたいなところに置いたというあたりは、絶妙に時間かかった。最初は共有メモリのapiを使ってプロセス間通信ができないか?とかややこしいのをいじってて、ちと自分の実力よりも難しいのにチャレンジしていたので。当時、memcachedがあれば、何も困らなかったですね。

でも、別にこんなのやってるの僕だけじゃないと思うよ。どこもやってる。

ただ当時は、何に役に立つのかがさっぱりわからなかったというか、少なくとも自社の製品以上のビジョンは持てない状況だったので、とりあえず当時、RS-232CとPCをつないで提供されていたモニタリングアプリの代替として出しておいた。中国とか韓国向けの販売だと、何故かPCからの管理はマストだったんで。

別にこんなんじゃなくてもオムロンだったらデバイスネットとか、装置の稼働状況をネットワークで集約したり、どこかに投げたりする仕組みは20世紀の頃から存在してる。

だから、このレベルの技術の話だったらもともと有り余っている。C向けモバイルみたいにバッテリーが持たなくて云々という世界ではないので。故に足りないのは技術じゃなくてビジョン。しかも相当上流の経営企画のスコープだと思う。メーカーや工場単位じゃ分断されすぎてるから、もっと広い視野で考えられるスコープで。

それが2015年になってようやく語られて始めたってわけか。

この記事だけだとトヨタグループのジャストインタイムとかカンバンとかアンドンの仕組みでやってることを超えてないと思ったけど。インダストリー4.0ってのを調べてみると、既存の企業の枠組みだとちと辛い仕組みなんじゃないのかな。もしかして。垂直統合で工場を囲い込むというよりは、もっとクラウドサーバのように有機的に繋がったり離れたりする世界なんじゃないの?日本の大企業には向かない気がする。

Makersなスコープで言うと、おそらく今は中国の生産工場の方が圧倒的に相性がよいらしくて、日本の中小企業は大企業スキームにどっぷり依存してるからMakersなベンチャーと分断しているのが日本の損失。このような流れで、段取り替えや情報流通のあたりの生産性(融通性)を向上させ、小ロット、プロトタイプ生産へのフレキシビリティを得ることができれば、日本は変わると思う。その辺は、僕の知らない世界だから、また今度DMM.makeな人たちに話聞こっと。

でも、まだまだネットの世界は楽しそうだ。これまでの勝ち組が、今後の勝ち組とは限らないすよ。

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