来週末のWCANの資料作成があって忙しいので、ツイート調にメモだけさせて!
あの日彼らは、相当の強さで前後左右から蹴られても倒れない下半身ロボットの映像を見せてくれました。僕はひと目見て、この技術はすごいと直感しました。グーグルのルービンもこれにすぐ気づきました。想像を超えるほどの強い関節出力を実現する技術。この技術を開発したのが、無口な浦田さんでした。彼らのロボットは、ホンダのロボットASIMOとは動き方がまったく違います。いつかヒト型ロボット産業が生まれた暁には、この技術が欠かせない要素になるだろう――。僕は二人の力になることを心に決めたのです。
この話、ここで理解できた。
この技術の価値は、既にロボットを開発しようとしているグーグルだから理解できたわけだ。
結局、やってないと問題にたどり着かない。問題が見えてなければ価値なんてわからない。
このループ。
日本国の場合、ホンダやトヨタに日本全体でこういう技術を外注してるんだろうね。だから、トヨタやホンダに行って研究すればいいじゃんって思ってるんじゃないかな。
そしてトヨタやホンダも、技術は技術の世界、経営は経営の世界として分かれているのかな。だからM&Aするわけじゃなくて、自分たちの優秀な技術者で作ってねって話になる、、、のかな?
これらの会社にも素晴らしい人達が沢山いるんだろうけど、原則として企業秘密の中に囲まれている。
オープンイノベーション vs 企業秘密
でも、こういうの母数が多い方が強いよね。
僕らの業界の場合は、例えば伊藤直也さんや増井さんやmizch氏などがReactについて語りだせば、それが業界の感心事としてロックオンされる。業界の感心事は、みんなの感心事なので、企業の壁を超えての問題共有や問題解決はできる。
まぁ僕らも外資依存は全く否定できないので、望ましい方向に変わるのかって言われるとよくわからないけど、人材の流動性や知の共有による母数の作り方みたいな部分だけで言うと、こっちの方が広いかなとは思ったりする。
その代償として、知ってることはそんなにお金にはならない。むしろ知ってることをみんなに広めて、みんなで何を作っていけるかという方に関心が向いている。だから、ただのメーカーは成立しない。
これが「サービス化」に向かう基本原則なのかなって思う。
そもそも日本 vs 海外という視野で見る問題なのかという問題設定が間違ってるのかな。
元の話が、何故iPhoneは日本では作れなかったのか?とか、何故、東大出身の優秀な人が外資に吸収されるのか?みたいな話で言うと、世界のトレンドがそっちの向かっているから、と言うしかないだろうし。
なんでネット業界のことを引き合いに出すのか?というと、割とMakersムーブメントと、日本の既存の製造業との折り合いのことを考えているからです。今のところMakersムーブメントは中国やアジアの方が圧倒的に相性がいいようだし、今後、Makers同士の業界ができたら、そこに大企業の人たちってどれぐらい入っていけるのかなって思ったりしてるので。下っ端のように見てると、どこかで逆転するタイミングが来るのや否や。そうなった時には、お互いの体質が違うのでね。若い子はいいけど、そこそこのオッサンだと軌道修正ができるタイミングでどっちに行くか腹くくっておかないと、大企業の中間管理職経験者とか、「そこで安住してきた」という部分をベンチャーの人は一番敬遠するから気をつけてね。(もちろん最後は人柄です)
ただ、単純に思ったのはグローバル化しつつある中で、日本の大企業、、、とりわけコンシューマ向けの企業は、今後、不利だよなぁと漠然とは思う。
昔はタイムマシン経営ができてたから、そこで大きくなった企業が今の大企業という図式が成り立つなら、特にね。多分、情弱向けビジネスで頑張っていくしかないと思う。数が取れるのは悪いことじゃないけど、そこはそこで低品質でもいいじゃんという世界との価格競争が待っている。IKEA vs 大塚家具とか、VAIO phoneの話じゃないけど、それが今の大企業のスタイルとマッチするのか、という話。Japan as NO.1のプライドがあるハズだから結構辛いんじゃないかな。
結局、大企業の軌道修正は沢山持っているヒト・モノ・カネを原資に軌道を修正していくことだろうから、これまでも軌道修正して長い歴史を維持してきたわけで、今の動きに対応できてる企業はその限りではないと思うから、その2つは見極めたいですね。底力もあることながら、絶対に流れやトレンドは無視できないので、そこに乗ってるかどうか。
特に偏差値の高い大学生、大学院生は、どこに新卒カードを使うかってのは割と難しいタイミングだと思う。その分、選択肢が沢山あって楽しいですね。すごく羨ましいです。
【PR】ご意見、感想などは是非、mstdn.fmのローカルタイムラインでお聞かせください