しばらくiPhoneアプリ作ったり、Ruby on railsを書くようなクリエイターをやっていたんですが、最近、Excelワークが増えてきたんですね。エンジニア方面の仕事で言うと、まだ管理画面とかで自動化する手前の段階で、大量のデータを素早く整形して経理系で必要なデータに変換するタスクとかが増えてきます。
その時に、MacのExcelのダメさに気が付きました。
あ、これはMS-Officeの体験版なんだなって。
1万件以上のデータの処理は相当苦痛です。特にvlookupなどでデータを参照しつづけるようなセルが沢山あると辛い。Corei7とかそういう次元の話じゃない。そもそもの思想が、大規模データを想定して作っていないことに気が付きます。Windowsのexcelは、数万件のデータを取り扱う性能は改善されており、数万件のデータなど余裕のよっちゃん(死語)で処理してくれます。
このことをきっかけに(MSさんの狙いどおり?)、Windows8.1に関心が向いたので、リハビリがてら現状のWindowsPCを取り巻く環境から調べなおしてみました。
Windows PCが取り巻く現状
MacBook Air一人勝ちの現状、Windows PCは、コストダウンの波に飲まれて品質低下が激しいです。
特にひどいのが、
・液晶品質
・キーボード、タッチパッドの品質
キーボードに関してはキーストロークが浅いトレンドの中で、適切な使い勝手を確保できていなかったり、トラックパッド(タッチパッド)の進化に対して、適応できていないものが僕の中では多すぎると思っていて、店頭で使い勝手を見てからじゃないと地雷を踏むと思ってます。ノートPCは、キーボードやタッチパッドを交換できないので、この部分を軽視することはでいません。
代表的な例で言うと、僕の中では、数年前にキーストロークが浅くなってからVAIOが選択肢から消えました。ずっとVAIOファンだったのに、本当に辛いことです。今でもVAIO type Zを2台持っていますが、今のVAIOのままだったら次は選べません。会社にあるVAIO proでトラブルがあったのをサポートしてましたが、タッチパッドあたりの反応の悪さやキーボードなどで、ほんとイライラしながら使っています。慣れの問題は大きいので、慣れればいいのかもしれませんが、それではそもそも買うことはできません。
最近、VAIO事業は分社化されましたから、今後の革新に本当に期待しています。
改めて調べてみると、最近のPCは結構改善されていることに気がつくのですが、数年前のノートPCは本当にヒドイです。Dell、HPあたりが全てトレンドの波に沈没していたと思います。HPは今でもアレですけどね。
つまりブランドだけで選べる状況ではなくなりました。自分が使うPCでなくても、必ず店頭で使い勝手を確認してから機種選定を行う必要があります。
その中で、個人的に悪くないなと思ったのが、ASUSとThinkPadでした。
ASUSは自作PCをやっている人には定番の台湾メーカーで、製品安定性には定評があります。ノートPCとしての完成度は、悪くはないです。ただブランドがないのでワクワク感がイマイチ。それに対して、ThinkPadは歴史的ブランドがある機種なのでワクワク感あります。
ただ、問題は僕がThinkPadを嫌いだったという一点だけ。
ThinkPadが嫌いだった理由
第一にも第二にも、液晶品質が悪い。これにつきます。
昔のX2x0とかも持ってたんですが、買った瞬間に液晶がしょぼすぎて使う気がなくなりました。ただ色が淡いだけならともかく、青いのは勘弁。ツールでコントラストや色調の調整はできるのですが、そもそも特性が偏ってるものをいくら調整してもよくはならないです。妥協点を見出すような調整は不要です。
また、ユーザーの保守的な価値観も嫌いでした。ThinkPadは変わらないことが求められていたんです。トラックポイントと言うマウスを動かすポインティングデバイスや、そのキーボードに定評がありました。
例えばネットワーク屋さんはThinkPadが定番ですが、その堅牢性やメンテナンス性から「プロ向けのツール」として、あたかも工具にこだわるように今でも強い人気があります。
そのThinkPadが保守的のままであれば良いというオールオッケー的な保守的な価値観の中に、液晶の品質低下に対する容認バイアスがあったことは想像しやすいです。2ちゃんねるなどを見ていると、そもそも4:3の液晶サイズを望む声が今でもあったり、ノングレア液晶に対する要望や、僕の価値観からするとついていけない「この液晶で何も問題ないです」的価値観が、すごく苦手でした。
でも結局、そういう進化のない価値観は事業売却を通じて維持できなくなったのではないでしょうか?
ThinkPadは、ThinkPadが持つ「らしさ」に向き合い、かつ、スマートフォンのタッチデバイス時代に伴うユーザーの進化、すなわち、マルチタッチのタッチパッド時代に適応すべく、変化をしていったのではないでしょうか?
その結果として進化したのがThinkPad X1 Carbonだと思っています。
MacというスタンダードUIについて行く必要性。Slackは、Macのマルチタッチを前提に作られている
ふと昔のVAIOで、会社のSlackにアクセスしてみたんですが、これが使いにくい。
Slackというのは、いわゆる社内で使うチャットサービスです。つまり重要なビジネスツールです。
テーマにそってチャンネルというものを作ったり、直接、ダイレクトメッセージを送れたりするメニューが直感的に配置してあって人気のサービスなのですが、そのスクロールの部分にスクロールバーがものすごくミニマムに存在していて、いわゆるドラッグでスクロールするのは、いささか不快です。
マウスであればスクロールマウス、タッチパッドであればマルチタッチでスクロールすることを前提に設計されています。もっと言ってしまえば「Macのトラックパッド」で操作することを前提としたUIになっていると考えます。
だからMacユーザーの方がSlackは使いやすいし、Windows PCもしっかりMacの進化を意識している機種じゃないと使いにくい気がします。確かにクリエイターがMacを使っているのであれば、「直感的なサービス」であればあるほどMacを前提としたUIになってもおかしくないよなぁと思います。
今のThinkPadは、Macに負けずとタッチパッドが大きくなっているので使いやすいです。重要なのはタッチパネルではなく、キーボードのそばに寄り添ってるタッチパッドです。これが主役扱いされるか否やが大きくて、タッチパネルに気を取られている今は全然ダメダメです。(だから、僕はSurfaceには興味持てないんだってことに今気がついた)
ところが、ノートPCのレビューにおいてタッチパッドのマルチタッチがクローズアップされる機会は稀です。
UIやUXの重要性がクローズアップされているのに、どうせフルの恩恵を受けられないCPUや、なくならないに越したことないに決まってるメモリやディスクのスペックに惹かれる時代ではないです。それらは買うことが決まってから予算と相談して考えれば良い属性情報でしかありません。
それこそ旧来のThinkPadファンに言わせるとタッチパッドは期待されているインターフェースではないので、きっと不快な方もいらっしゃることでしょう。そもそもThinkPadの開発秘話を呼んでいると、タッチパッドを大きくするがために、歴史のあるキーボードの配列を変えるなど、犠牲を伴った試行錯誤をしています。この話は非常に面白い。
ASCII.jp:ThinkPadはなぜ日本で作られたのか(後編) (3/4)|ThinkPadの父・内藤在正氏に聞く、“これまでのThinkPad”と“これからの20年”
これが進化に伴うコンフリクトの一例と言えるでしょう。
ThinkPad X1 Carbonがいいなと思ったポイント
・キーボードは、さすがThinkPadフィロソフィーを踏襲してよくできてる。(というか改善されましたよね?)
・軽い。A4サイズで1.3kg
・堅牢性とか品質、サポートはThinkPadフィロソフィーを信じてまったく心配していない。
・タッチパッドの操作感も上々。Thinkpadシリーズは総じて、タッチパッドとキーボードは他社と比べてもよくできてます。マルチタッチも4本指まで設定できるそうですw
理想を言えば、最近Macで使い始めた3本指ドラッグ(ウインドウの移動や範囲選択)ができるといいんですが、そこまでのワガママは申しません。ただ、iPhoneのおかげで最近、タップでクリックアクションをするようになって、クリックそのものをしたくなくなりました。MBAって打鍵音が大きくてmtg中にカチカチするのもアレなので、タップでブラウジングする癖がついちゃったんだよねw
・液晶は少し悩むところ。フルHDの液晶は、歴史的にイマイチ感あるので、万難を排して、IPS液晶である「14.0型WQHD液晶」を選びたいところ。
このIPS液晶は色は素晴らしいです。
ただ、この液晶、解像度が2560x1440pxなので、そのまま表示すると文字が小さすぎるため、Windowsの設定で文字を拡大する必要があります。その辺の微妙なあたりは悩みますが、液晶品質が苦手でThinkPadを避けていたのであれば、これが選択の道になります。
以上のことからカスタマイズスペック的には、
・液晶は、14.0型WQHD液晶
・メモリは8GB
・SSDは、僕は256GBは最低欲しい。仕事でLinuxのVMを別途入れる必要があるので。容量は多めに。
あとは、好きに選べばどうでもいいかなと思っています。
さらにThinkPad X1 CarbonはNECによる米沢産!!
MBAが中国産である以上、別に生産地にこだわる必要はないのですが、Lenovo製品の中でもThinkPad X1 Carbonと、ThinkPad X250の2つに関しては、NECの米沢工場で作られることになりました。
え、もしかして今日ぐらいにそのページが立ち上がった?ような気がします。昨日とか一昨日とか米沢生産セールしてなかったですし。別に、この記事、ステマでもなんでもなくて、完全にオーガニックなんですが、僕がThinkPadに関心を持ち、こうやってブログ記事を書いてるのって運命なのかなって思ってます。
まぁでも日本人としては日本産の製品というのは少し嬉しいですよね。購入の後押しにはなるかな。
ASCII.jp:レノボはNECを吸収したのか? ──敵はPC業界以外から来る (1/3)|業界人の《ことば》から
この記事も好きなんだよねぇ。
ASCII.jp:ThinkPadはなぜ日本で作られたのか(後編) (1/4)|ThinkPadの父・内藤在正氏に聞く、“これまでのThinkPad”と“これからの20年”
2002年にマツダのアテンザって車買ったんだけど、あれも今のマツダ、復活の入り口になった製品でした。
こだわりが適切にプロダクトに結びついている日本製品が大好きです。
もし、今、Macを使っていて、次はWindowsでMS Officeに向きあおうかなって方がいたら是非、おすすめの一台かなと思います。クリエイターはMacでもいいですが、管理職や事務方はやっぱりWindowsだと思います。
以下のサイトの
今は「ハイエンドノート」から、X1 Carbonを選ぶと、
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