日経新聞にOS別のスマホ世界シェアが掲載されているそうだが、
・android 79.3%
・iOS 13.2%
・Windows Phone 3.7%
・blackberry 2.9%
という状況だそうで、Androidが前年比10.2%、iOSが-3.4%と、Android好調が伝えられている。
一方国内では、5/10の調査で、2012年度の出荷台数シェアが
・iOS 35.9%
・Android 64.9%
ということでiPhoneが売れている特殊な国として有名だ。
これは日本という国が世界から見て裕福な国であることと、安く買える施策で販売してきた孫さんのおかげだということだろう。(ランニングでの割引+無金利の分割払いって信用のある国じゃないとできないでしょ)
僕もAndroid機はあんまり好みではなく、iOSのグラフィックチップを活用したヌルサクの制御や、充電時のインタラクションなど細い完成度がすごく好きである。
歩いている途中で使うスマホは、コンテンツを呼び出しやすさや、そこにかかる時間が勝負なので、OSの完成度が高いiOSは何も問題がなかった。昔のAndroidは、スクロールが遅いとか、ミスタップが頻発されるとかあって、操作系の完成度はスマホ全体のUXに影響するんだなぁと思っていた。
今はAndroid機も完成度が高くなってきたので、こういう話は最後にするが、本文章で言いたいことは、今後、性能論に埋もれてしまう中で、Androidが少々カクカクしていても何とも思わない人たちもまた存在するということを書いておきたい。
目的に対してiOSもAndroidも同じことが実現できているのであれば、何も問題ないし、スマホとして全く同じに見えるという声だ。オーディオマニア的な表現をするとiOSユーザーが思ってる価値は、市場全体では銅線の純度の有効桁数が6桁なのか8桁なのか?!とか、可聴周波数の範囲外、20000Hz以上の音の良し悪しに近いということなのかもしれない。
スポーツカーが好きで好きで仕方ない人は、おそらくカローラは乗らないだろう。しかし、カローラは必要最低限というバランスを満たした名車であるわけで、「それがベスト」という人がいる。(余談ながら昔のカローラはラクジュアリーに振ると販売台数が落ちるという話が面白かった)
GT-Rもカローラも同じクルマであって、AndroidもiOSも同じスマホだという見方らしい。
世界レベルで言うとAndroidは「安いから使われている」ということで良いのだろうが、国内においても「それがベストで十分なドコモのスマホ」というケースがある。
ソフトウエアは値段があってないような部分もあるので、iOSが格安で買えればシェア逆転するんじゃないの?!と思うかもしれないが、低価格帯を好んで求めるユーザーにとって、そもそもiOSの完成度が差別化要因にならない可能性もある。むしろiOSがブランドの毀損に繋がって「終わりの始まり」になるかもしれない。昔のPerformaあたりの再来で。
自分自身が高性能なiOSに取り憑かれているのではないか?!という意味でメモ。
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