新年あけましておめでとうございます。
正月は子供の頃から嫌いでして、それが故に正月早々ブログが炎上したこともありますが、今年も早速、暇を持て余しています。正確には全く暇ではないのですが、正月のお店がやってない状況が故に、余計に、いろいろ買い物に行きたくなるというあまのじゃくな部分が出てきて、ウズウズしています。
改めて思えば、インターネットが十分普及するまでは秋葉原に行ったり、家の近くの家電屋さんに行くというのは、自分が知らない宝物を探しに行くという趣が強かったように思えます。それが故に、秋葉原は「未読処理をしに行くところ」と読んでいたことも有ります。
今はインターネットの方が情報が早い。否、クラウドファンディングによる製品開発なども含めるとインターネットこそが最先端の場になっているのは否めません。リアルなお店は、既に知っている商品を体験しにいく所、サイズ感を確認しに行く所という関係性になっていると思います。
するとリアルなお店での新しい出会いは、「知らなかったこと」「取りこぼしている情報」を拾う場所、ということになってきます。つまり、「自分があまり関心がなかったところ」=「情弱なジャンル」は、各々のカテゴリの情強な人のキュレーションがサポートするところであって、「自分が関心があるところ」=「情強なジャンル」は、「自分の関心+ネット」が引き続きサポートするところなのだと思います。
一時期、ヴィレッジヴァンガードなどにハマったのも、書籍について面白いキュレーションをしてくれていたから。埼玉に住んでた頃は車もあったこともあり、正月のイオンモールのヴィレバンにもよく行ってました。そういう意味では僕もイオニストだったと思います。ヴィレバンの福袋はマジでゴミの袋だけどな。ちないにヴィレバンは、書籍の選択が、昔はビジネス寄りだったので結構楽しかったのですが、徐々に自己啓発に寄ってきちゃって行かなくなりました。ユーザ層が変わってきたんでしょうかね。
今後、ECではできない最終確認の場というショールーミングは、これからもっと増えていくべきだと思っています。ましてIoTやウエアラブルのような、「できること」ではなく、「如何に使えるか」というユーザエクスペリエンスこそが商品性の中枢になるのが今年の売れる商品の特徴になって欲しい、と思っています。
それが故に、成功したネット企業はリアルの場にお店を作り、実際の接点を持ち始めているような気がします。ここに対して、Google検索やAmazon検索がどうリーチするか、というのが密かな楽しみになっていたりもします。
「EC化率の向上」と叫ばれていますが、楽天市場という成功したショッピングモールとそこに類するサイトの市場規模は引き続き伸びては行くと思うものの、業態としては行き着く所行き着いてる感は否めず、1.リアルの接点、2.半径10km以内のローカルの接点、そして毎年、毎日生まれている、3.新しいネットの接点にこそ、EC化率を上げるポイントがあるのだと思っています。
僕自身は今は「新しいネットの接点」の構築の部分にコミットしていると思っています。それ以外にもリアルの接点やローカルの接点もいずれ繋がるイメージを持ってやっていけたらなぁと思っています。
なんのことを書いてるのかわからなくなってきましたが、リアルな消費接点に宝探しのようなワクワク感ってなくなってきちゃったよなぁと思ったところから書いてみました。
本年もよろしくお願いいたします。
今年もいい出会いがあると良いな。開発者募集中です!
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