2014年のふりかえり(KPT)

他の人の振り返りを見ていて、自分のも書きたくなったので、今年の振り返りをしておく。

7月中旬までの時間の使い方

日常の時間の使い方としては、

・ShopCard.meの開発 平日2日、土日休日
・モイ 平日3日という時間の使い方でした。
・BASEは顧問として週1参加。

でした。

■よかったこと、続けたいこと(Keep):

・モイでは若手のマネジメントみたいなこともやってました。年齢差があるからこそ、若手を育てるのは楽しい、と思えるようになった。
・研究的に、機械学習の勉強ができた。

■うまくいかなかったこと(Problem):

・2つのサービスに本気でコミットするのは難しかった。

リスクを分散するために複数の仕事をするのがよいという話がありますが、僕がやってみた結論としては、「言われたことをやるだけ」とか、「ちょっとお手伝いする程度」ならできるけど、責任を持とうと思ったら、2つのワラジは無理、ということ。
やはりまとまって集中する時間が取れないと満足行くアウトプットにつながらないのがよくわかりました。家でお風呂に入ってる時も線が繋がっている時間です。さまざまな点が線として繋がっていることが大切で、点が点の集合になったままでは線にはならないということを強く考えさせられました。

・大学院の研究が薄めになっていたこと。
平日も休日も開発で埋まっているので、定例のミーティングスケジュールに合わせる日々でした。「最低限」という意味では、スケジュールドリブンってすごく大切なんだなって思いました。

■つぎにためしたいこと(Try):

ここでの反省が、8月以降のBASEのCTOでの取り組み方に繋がります。

8月以降BASEのCTO就任

6月あたりに鶴岡社長から打診を受けて、8月からBASEにジョインすることになりました。かなり急な流れでしたが、快く了承いただいた赤松さんに感謝しています。

今回、CTO自身が初めてだったので、しっかり役割として軌道に載せるためにも、以下の決断をしました。

・BASEは平日はフルコミットする。(故にモイを退職させていただきました。これは鶴岡くんの要望ではありませんした)
・大学院のスケジュールが追い詰められてきたので週末は研究を重めにする。
・結果として、ShopCard.meは開発を減らす。メンタリティとしては、最新技術の実験、コーディング感覚の維持のために活用することにしました。

■よかったこと、続けたいこと(Keep):

既にチームで開発が回っているBASEにジョインするというのは、高速道路の合流車線で加速をし、どう流れを止めないように波にのるかという感じでした。まして上長のような立場なわけですから全体にブレーキをかけるわけには行きません。そこは少しプレッシャーでした。過去いた会社で、他社からジョインしてきた上司のことを思い出したりしていました。そういう時の部下経験だけはあるので、期待を裏切らないように。

CTOになったことでAWS(ADSJ)が主催するCTO nightに参加できたことはよかったです。今年は、急成長が期待できるメガスタートアップの出現で、組織サイドではCTO市場が明文化され、フリーランス路線では技術顧問が明文化された1年だったと思います。特に人脈を繋ぐパブリシティに強い技術顧問という役割は、来年はより活発化していくでしょう。そんな中、CTO nightにお誘いいただけたのは、すごくラッキーだったし、そこでの人の出会いも貴重なものだったと思います。

あと、BASEに入って一番学んだことは、必ずしもコードを書くことが正義ではないということ。コードは全体のデザインの中での一つの手段であること。もちろん仕事ではコードを書くのですが、最適なコードを書くべきであって、コードを書けば問題が解決するわけではない、ということ。文字にすると陳腐なことしか言ってないですが、目の前の事象を、どう判断していくか?という部分では、少し忘れていたなぁと思う部分でした。

■うまくいかなかったこと(Problem):

・研究…年末、年始頑張ってます…w
・もっと今の立場における人脈を増やさなくては。まだまだチャレンジ力が足りないです。

■つぎにためしたいこと(Try):

・iOS8 + iPhone6plusでShopCard.meの通信周りが不安定なのでどうにかしたい。(さくっと治せるバグの話ではないようだ)
・ShopCard.meを作り直したい。別のアプリ名で作りなおして、海外言語対応したい。
・人脈を広げるチャレンジは努力する。街でナンパできるタイプではないので、僕の中では仕組み化が必要だと思います。

技術者としてマネジメントとして揺れた一年

最近、過去にマネジメントをやっていたことを思い出すことが増えました。特に思い出すのはペパボよりも前の時代のことでした。これは以外。マインドスコープにおける社長時代よりも、D2E2という制作会社時代の方が圧倒的に印象深い。

それこそ本荘さんが一瞬上司だった頃におっしゃっていたコメントだったり、某外資系企業からやってきた上司がやっていたことだったり、僕がマネージャーとして部下と関わっていた頃に考えていたことです。

また、BASEでの仕事のやり方を通じて、UXの実現プロセスを見返すことが増えたというのもあります。

そもそも2003年ぐらいにWebの制作プロセスに思い悩んで、IAという存在を知り、コンセントの長谷川さんの勉強会に参加し始めたりしてたんですが、当時考えていたことが、今のBASEにおけるサービス開発プロセスでも思い出すことがあって、なんか楽しいなぁと。

2005年に、もっとネットサービスが作れる人になりたいと思って大学院で勉強することを検討し、結果、違うかなと思ってペパボに転職したんですが、改めてKMDに行って、研究していく流れで、いい感じに当時の目標が実現できそうな流れにあります。これはもう自分自身次第。

僕自身はどうやって社会の中で認められていく立ち位置になるべきか?というのは常に考えています。それは、例えばペパボで一緒だったmizzyさんや、ひろやんのお兄さんでもある伊藤直也さん、彼らに憧れるエンジニアの方々と僕は確実にやれることが違うと思ってます。僕はギークにはなれないので。

それはCTOとしてもどうあるべきか?が違うと言う話だろうから、もし職能としてスーパーギークであるべきだということであれば、そこはしっかり意識していかないといけない。(僕は技術の先を見通せることと、ギーク性は違うとは思ってるのだけどね。)

一方で、どう自分らしくどうあるべきなのか?という話でもある。無理しても楽しくないですからね。その中で、どう「いいものを作れる人」である存在として、しっかりアウトプットを出し、世の中に認めていただけるようになるか、というのは大きな課題だと思って、引き続き頑張って行きたいと思っています。

イベント登壇が増えた

今年は、個人、会社問わず、沢山のイベントにお呼びいただいたと思います。モバツイ始めたころもTwitter関連のイベントでの登壇が沢山あったんですが、今年はエンジニアの生き方的な文脈が多かったですね。

やっぱり強烈だったのは、年初のエンジニア適職フェアでの登壇でした。電車の中吊り広告に写真を載せていただいたことで、1.5歩ぐらいの距離にいる知り合いへの認知が一気に高まったのを覚えています。やはりリアル接点は強い!

それ以外でも多数のイベント登壇ができて、WebSigモデレータとして初めてWebsigの10周年記念のイベントでしゃべったことと、UI Crunchにお呼びいただいたのは印象的でした。

UI Crunchはブログの記事がきっかけだったんですが、今のCTOという立場があるのはもちろんのこと、そもそも2004年ぐらいにUIについて考えていたことが繋がったということだとも言えます。10年経って、ようやくUIやUXについて話をすることができたということなのかも。

来年は言語系イベントにどうにか食い込みたいんですよね。会社としてやりたいので、僕じゃなくていいので誰かが参加する。特にPHPカンファレンスとPycon。もう勝負が始まってるハズなので、改めて来年からがんばらないと。

来年も忙しそうだ

来年は忙しいです。仕事でも全然できてないこと沢山あるし、大学院も来年は正念場。ShopCard.meも作り直したいし、改良もしていきたい。

KMDでの研究が仕事にも活用できそうな予感がある。この2つの取組みが繋がるかもしれない。もし、そうなったら、何故大学院に行ったのか?という直感が正しかったことになる。

40代になって改めて思うのは、20代って何もしなくても社会から頑張ることを求められているんだなぁって。20代が就職が決まりやすいってことは、年齢が低いだけで期待されやすいってことじゃないですか。

40代というか30代後半からは求められなくなるんです。同じ価値しか実現できないなら黙ってても若い子のほうが期待が大きくなる。みんな暗黙的に先の未来の可能性を見るんでしょうね。「現状の労働力」としか見ないなら年齢は関係ないハズです。

じゃぁ、その中で、40代はどうあるべきなのかは、全然わからないのですが、ヒントとしては期待されるポイントが変わるってのが正解なのかも。

だから社会の中で期待されるようには頑張らなきゃいけない。そういう年代に突入していると思うので、社会人として、求められるための努力は欠かせない。そのためにも現状を頑張る。未来は現状の延長線上でしかないですからね。

今更2004年のことを思い出してるってのも、当時から今を見た時に、「現状の延長線上」でしかないってことだと思うし。だから、思ったことをブログに書いておくのもすごく大切。google検索エンジンというすばらしい検索エンジンで探せるのが大切です。日記を大切に持っておくタイプじゃないなら、ブログに書いておくっていいですよ。10年後の自分に役に立つとは思いもしませんでしたし。

あと最後に、年末に生まれて初めてインフルエンザにかかったんですが、健康は大切。養命酒飲んでがんばろう!

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