スマホに頼りきったハワイ旅行に行ってきた

数ヶ月、ひたすら夜な夜な開発し続けていたShopCard.meの最新バージョンのリリースする準備が終わったので、区切りをつけるためにご褒美兼アプリのフィールドテストを兼ねてハワイに旅行で行ってきました。

ハワイは、auのiPhoneの場合は、グローバルパスポートという定額プランでAT&TのLTEによるローミングができるので、LTEが繋がるエリアではスピード的に過不足ない通信ができます。


ハワイと日本



Chiba-ken :: Shopcard.me

日本人が経営するチバケン。ここのハマチの刺し身はうまかった。日本酒も輸入していて、種類も豊富。日本食が恋しくなっちゃった人には嬉しいお店でしょうね

ハワイには日本人観光客が多く、ホノルル中心部は日本じゃないかと揶揄されるぐらい日本人観光客が多く訪れています。空港や街中の様子を見ているとJALが相当がんばってるんでしょうね。ホノルルのANAよりも明らかにJALの方が扱いが大きいし、街中ではJALPAKのバスも走ってます。

ホノルルの日本の扱いが大きいのを痛烈に意識させられるのは交通機関のラベルに日本語が使われていることと、レストランのメニューやカンバンに日本語版が用意されていることでしょうかね。あと、日本人が訪れやすいお店は、最初からチップが強制的に15%乗せられているお店が多く、相当甘やかされています。チップも払えない日本人が沢山いってるんでしょう。

また歴史的にも国策で移民をやっていた時期もあったそうです。えふしん家も親の世代の親戚にハワイに移住している人がいるので、そこについては、ある程度は意識していましたが、ホノルルから離れて北の方に行っても、日系人の名前はあちこちで見かけるので、歴史的な親和性の高さを実感できました。

ハワイはお米が普通に食べられるのが魅力。一昨年、LA->LAS->SF->NYと旅行に行った時には、まったくお米が食べられず、最終日の夜に我慢できずにNYのゴーゴーカレーに行っちゃいましたからねぇ。それに比べたらハワイはお米がちゃんと食べられるのでお米成分の不足に苦しむことはなかったです。



Rainbow Drive-In :: Shopcard.me

レインボードライブインというアメリカンなドライブインの格安のプレートランチを食べられるお店。ビーグカレーを頼んだらビーフカツが乗ってた。ルー少なめ。少し謎の味がするけど問題なく食べられる。ローカルの味

ローカライズJapan



Shige’s Saimin Restaurant :: Shopcard.me

このお店はワイキキから離れたエリアにある地元民しかいないお店。細麺と書いてサイミン。サイミンはJapanese Noodleと言われますが、日本のラーメンとは少し違います。ハンバーガーと一緒に食べるのがハワイ流。ここの店員さんは日本語は通じませんが、なぜか「おてもと」

ワイキキ周辺は、日本語が十分に使える人もいるし、商売する人たちもそれなりに日本語インターフェースで対応してくれますが、ホノルル市内でも、あまり日本人が行かないお店は、やっぱり英語です。調子が狂うのが、この日本語と英語のハイブリッド感ですね。少しでも日本語が通じると思ったら、ついつい日本語を使ってしまうので調子が狂います。

ハワイは治安が良い説について



Tita’s Grill :: Shopcard.me

ノースショアから最北端を周った街にあるお店。ここのガーリックシュリンプはおいしかったけど、お店の外で少し怖そうな人に睨まれてたので、食べたら即効で逃げました

ハワイはアメリカの中では治安が良いので日本人観光客向けだなんて言われてます。が、そうは言ってもあくまでもアメリカなんですね。以前、サンフランシスコに訪れた時に、あまり考えずにテンダーロインの地区を歩いて突き抜けてしまい、現地に住んでる人に、そこは普通はバスや電車で通過するところなのだと後から聞かされたことがありますが、その時の経験から類推すると、人がいなくても「独特の匂い」「お店に鉄格子」「タトゥーのお店」「ストリップ」「落書き」のあたりがヤバイエリアを判断するキーワードになるのだと思います。それはホノルルの街中にも、そういうエリアはあるわけでして、ここはあくまでもアメリカなのだと思いました。

タトゥーを入れてる人はホノルルでは本当に多いので、それだけでは判別できないですけどね。服でおしゃれをする余地が少ないので、肌にファッションをするということなのでしょうか。

改めてハワイの治安についてネットで調べてみると、治安が良いと言われるのは21時までで、夜中は街中でも気をつけろと言われてました。また、人通りがない路地は危険ですよと言われていたり、週末のダウンタウンは気をつけろだとか、意識しなくてはいけない制約が結構あります。

その原因は原則として、貧困に基づくものだそうです。治安が悪いエリアと行っても、実際に被害に会うのは、あくまでも悪いことをする人とのマッチングの問題。ホームレスのいい人も存在するわけです。そのエリアに行ったらテレビゲームのように漏れ無く襲われるような場所はどこにもないわけです。何も起きないかもしれないし、何か起きるかもしれない。ただ、何か起きた時の面倒臭い度が日本の比ではない、ということなのですね。だから、一応、リスクとなることはできるだけ避けておいた方が良いというのは間違いないと思います。少なくともこちらの問題対処能力が相当低いわけですので。

実際に街を歩いていると、ホノルルでもワイキキの繁華街からホテルエリアに行くところが結構寂しいことに気が付きました。途中に真っ暗な公園もあり、なかなか難しいなと思ってました。

アラモアナショッピングセンターという巨大なショッピングセンターの周辺も結構微妙でした。気のせいかもしれませんが、少し怖い思いもしたような気もします。大規模に開発されているところは、その前がどうだったかというのもありますしね。

ということで、夜にホテルから繁華街への移動が結構難しいことに気が付き、移動にはUBERを頼みました。UBERで電話することなくホテルに来てもらえるのは本当に助かります。タクシーだとチップの計算が面倒くさいし、小銭の問題もあるので、英語が得意ではない人にとって、UBERは神です。これぞイノベーション。

なおUBERは、運転手側の評価だけじゃなくて、搭乗者側の評価もあって、運転手さんの側からも僕がどういう人かを認識できるようになっています。日本の評価がハワイのタクシーの人に見られるというのも面白いものです。人の評価がさまざまなサービスを通じて集められていくようになるのも遠くなさそうな気がします。

ホテル



The Modern Honolulu :: Shopcard.me

今回、The Modern Honoluluというオサレホテルに泊まってきました。ヒルトンやら何やらと違って日本人があまり泊まらないホテルです。週末は1Fのラウンジとクラブにハワイの若者が集って交流に勤しんでいます。ラウンジの方で少しお酒を飲んできましたが、アメリカのドラマの一シーンみたいでした。

今回、短パン、スポーツサンダルで行ってしまい、クラブの方はドレスコードに合わなかったので行きませんでした。ま、仮に入れても、着飾ってる、とびきりのオシャレハワイアンの人たちの中には入れないです。



The Modern Honolulu :: Shopcard.me

ザ・オーシャンビュー!
ハワイって通年28度ぐらいなのですごく快適です。湿度が低く、日陰は涼しい。ホテルのベランダで寝るのが気持ちいいんです。



The Modern Honolulu :: Shopcard.me

なんと部屋のベランダから、となりのヒルトンの花火が見えます。ですが、その時間、5分。レアです。

日本では混みすぎて行けない、日本に出店してる有名店に行く

ハワイやNYで流行ったお店が日本に出店して人気を醸すという流れが流行っています。それもそのはず、ハワイは日本人が主要顧客なので、ここで勝てる味なら日本でも勝てるのは当たり前。

僕が飲食店のオーナーだったら、ハワイで日本人向けに流行らせてブランドをつけて逆輸入したいですね。



Eggs ‘n Things :: Shopcard.me

原宿ではとてもとても並ぶ気にならないEggs ‘n Things。やはり日本人客が多いそうです。日本人向け商品のメリットは甘すぎないこと。パンケーキも外カリカリ、中フワフワ、甘さ控えめながら生クリームたっぷり。日本人に人気なのは納得です



Wolfgang’s Steakhouse :: Shopcard.me

六本木にも出店したウルフギャングの肉はマジでうまいです。香りが違う。ドライエイジングと言う手法で、28日間熟成するそうですが、要するに腐らないように腐る直前まで持っていくということですよね。肉は新鮮ならいいものではないというのが奥が深いです。日本は新鮮な商品の流通ができるというサプライチェーンにあぐらを欠いているのかもしれません

カジュアル山登りやビーチ

僕は日本の中では博多が好きですが、そのコンパクト感が魅力だと言われます。ビジネス街、繁華街、夜の街、グルメ、空港や交通機関が比較的コンパクトなところに密集している。東京は、もう少し断片化している印象で、まとまり感はあまり感じません。ハワイもある意味コンパクト感を感じられます。さほど遠くないエリアに、ショッピングセンターあり、繁華街あり、ビーチあり、ダイヤモンドヘッドという山?あり。

ダイアモンドヘッドとは、wikipediaによると「火山活動で噴出した火山砕屑物が火口の周囲に積もり丘を形成した火山砕屑丘である」とあるので、丘だそうです。丘の上まで登れるのでプチ山登りができます。

丘を登ると実はさっきいたところがクレーターのど真ん中だったのか、ということに気がつくのは、これネタバレなのかしら。



Diamond Head Crater Hike :: Shopcard.me

写真はダイヤモンドヘッドのプチ山登りをした後のかき氷(shave ice rainbow)
おなじみの「氷」って日本の垂れ幕がかかってました。プチ山登りと言っても、途中で諦めようかと思う程度にはキツイです。それだけにこのかき氷は、他の有名店とくらべても格別です。



Diamond Head Crater Hike :: Shopcard.me

ダイアモンド・ヘッドの頂上からワイキキを見下ろす。晴れててよかった、けど、めっちゃ暑かったです<

人気?のマラサダ

中目黒とか代官山の蔦屋のところにアロハテーブルというレストランがあります。実はハワイにもあって、初日にお腹がすいてヘロヘロのところ、ShopCard.meで近場を検索したら、まさかのアロハテーブルが見つかったので、そこでお昼を食べたのですが、東京のアロハテーブルに「マラサダ」というドーナツがハワイで人気だとあります。

人気ならワイキキ中あってもいいじゃないかと思いShopCard.meで検索してみると、ワイキキのアロハテーブルと、下の写真のLoenard’S Bakeryと2〜3店舗しか出てこない。

ほんとに人気なのか?と思い、Leonard’s Bakeryに行ってみたら、うん。確かに夕方なのに行列でした。ワイキキのど真ん中からは少し離れているので、ほんとこのお店のためだけに行くようなエリアでした。



Leonard’s Bakery :: Shopcard.me

ShopCard.meで検索して、Google Mapsを呼び出すと、現在地からのバスの経路を時刻表セットでgoogle Mapsは教えてくれます。これは土地勘のない素人には本当に助かります。ただ、多分、Google Mapsの時刻表は土日ダイヤを考慮してないので、そこを判断するだけのリテラシーは必要そうでした。時刻表はThe busのWebサイトから見ることができるんですが、全部の停留所は載ってなくてざっくりとしたものなので、結構難しかったです。

なお、新しいShopCard.meは、Waaaaay!という方向音痴向けのアプリと連携してまして、ShopCard.meに登録したお店の方向と距離をカンタンに指し示してくれて、お店への方位磁石として機能してくれます。このアプリはハワイでもすごく生きました。初日にたどり着いたロイヤルハワイアンセンターから、すぐ近くのアロハテーブルに行こうと思っても、方向感覚がないのでどこ行ったらいいかわからず。素直にWaaaay!に委ねました。そうしたら50mぐらいそばのところにお店があったんですね。お店のカンバンとか、日本とは少し感覚が違うので慣れるまでは、誰しもが方向音痴。ほんと役に立ちますね。

アメリカでのお店探しスタイル

日本のグルメサイトは食べログ、ぐるなびが主流ですが、アメリカではYelp!が主流です。Yelp!は最近日本にも進出してきましたが、ステマでレビューを増やすことをやらないと宣言しているので、Yelper!というレビューを書いてくれるファンを地道に増やし、ゆっくり立ち上がっていくことでしょう。



Harbor Pub & Pizza Inc :: Shopcard.me

ShopCard.meはこれらのサイトをお店の情報で串刺しに自動検索してきます。ハワイでのShopCard.meは、Google apiでお店を検索して、Yelp!やTripAdviserのレビューを自動的に探してくる流れになります。

そしてGoogleからの住所情報から、Google Mapsを起動して、今いる場所からの交通経路を調べることになります。何せ治安の問題があるので、どれぐらい時間がかかるのか!?どういう経路をたどるのか!?はすごく大切なことです。The Busと言うバスは、治安の悪いところも通るよと言われており、時間が遅くなったらそういう場所は避けなくてはならないので情報はすごく大切です。

今回、ホテルの部屋でiPadの大画面でYelp!のレビューやWebサイトを検索し、ShopCard.meの新機能であるグループにお店を登録し、外出先ではiPhoneのShopCard.meで経路をチェックするわけです。アプリの上では、連携しているYelp!のレビューを見たり、Googleストリートビューからお店の情報を見たり、この記事にあげている写真を撮影したりしていました。ハワイのYelp!はハワイ在住の日本人のレビューアさんがいるので助かります。

お店のグループは、プライベートにユーザ専用のグループを作れるので、もし海外旅行などに行かれる際には、旅行計画よりも緩い感じで、行きたいなーと思うお店を登録しておくと良いですよ。僕はガイドブックを行きの飛行機に忘れてきてしまったのですが、日本にいる間に、キーとなるお店を、ShopCard.meのハワイ旅行グループに登録しておいたので、ガイドブックがなくてもなんとかなりました。

スマホ時代の旅行は、あまりスケジュールを意識せず、行きたいお店リストだけを準備しておいて、その場その場で行動することだと思います。例えば疲れたら無理せず部屋に返って、どうやってリカバリーするかを、その場で考える。スマートフォンアプリを活用すれば、その場その場で、最適な情報を提示することができるのですから、旅行プランも行き当たりばったり、でも、行きたいところには行ける、ということを意識しましょう。

今回のお店リストが下のグループです。もしハワイ旅行に行く人がいたら、iPhoneのブラウザからこのグループページを見て、アプリを起動するボタンからフォローしてもらえば、近くにいったらカンタンに探すことができます。

ハワイ旅行
ハワイ旅行良さげなお店メモ用

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