よく家入さんとかイケハヤ氏とかも言ってたけど、副業持ったり、複数の仕事をかけもちする話ってあるじゃない。
別に彼らだけじゃなくても、本屋にでもいけば副業の話とかで、よく言われてる話だよね。
あの話、僕は、あんまり得意じゃない。
投資家は、金持ち父さん風に言えば「お金に働かせている」状態。なので自分が継続的に一つの事業にコミットせずとも金が働いてくれてるので別にそれで良いし、そもそもだけど「投資家」であることが本業。10社以上の顧問をやってるような人は、役員会に参加して意見を言ったり、人脈の紹介など資産と瞬発力で仕事をしている人はいいんだと思う。
そうじゃなくて業務時間内はもちろんなんだけど、業務時間外にいろいろ考えたり、ネットを見て技術の勉強したり、少し焦ってみたり、本屋で自分の仕事に繋がる本立ち読みしてみたり、カフェやお店で周りの人の動向を見ながら、ついつい自社の製品やサービスに結びつかないかって考える感覚って、無意識レベルでも絶対に必要で、そういうのってファーストプライオリティになる仕事でしかできないと思うんですよね。僕が不器用なだけなのかもしれないけど。
副業でいくつも持った場合、同じ技術がその場その場で使いまわせるならともかく、もっと考えなくちゃいけないハズなのに、まったく頭を回す余力がないという状態になったとしたら、お互い幸せにならないと思うのよね。
確かにリスク管理論からすると1つの資本にぶらさがる形で、生殺与奪を握られるのは危険ってのはその通りなんで、フリーランスだって企業組織だって、複数の仕事をマルチでこなして、1つのお財布に依存するなってのは、そりゃ常識レベルで、その通りなんだけど、それは1つのスキルを使いまわせたり、横展開して切り売りするプロダクトや体制(つまりサービス)を作れた人のことを言うのであって、会社員として、継続的にコミットメントし続ける仕事の人は、1つのことに専念して、むしろ、そういうフリーランスの人たちに仕事を作る立場になった方が良いと思う。それに、そういう人じゃないと事業部長みたいな立場にはなれないから。
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、キャリアパスの話なのかな。
多様な働き方を否定するつもりは全くありません。あくまで、選択肢を提示するのと、状況整理したかっただけです。
副業禁止規定を設けて労働条件として縛りを入れるのは、そういう人たちに集中力を欠いて欲しくないというのが一番の理由だと思う。特に本業がうっかりセカンドプライオリティに落ちてしまうと、結果として評価を落とさざるをえなくなることに繋がる可能性が高く、お互い得策ではない。
別に職種はいろいろあるわけで、特に暇を持て余してしまうタイプの職種は特に副業禁止規定がマストだとは全く思わないけど、とりあえず情報流出を恐れるだとか、そんな話じゃないのよ。それは別に秘密保持契約があるんだから。
しいて言うと副業の存在は開示して、リソース配分を話し合ってやろうねって感じじゃないですかね。信頼のために。
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