こういう言葉が広告代理店から提言される時の論点は、「こういう人たちがいるので、こういう人をターゲットに商品を出していけば儲かるんじゃね!?」って話ではないのでしょうか!?
改めて「月曜日から夜更かし」でやってたマイルドヤンキーの映像を思い出すと、八王子だっけ?のドンキで地元志向の商品出してますよ、ってのをやってたのだが、そこに着目する特集としての流れは正しいかなと思った。
が、だからなんだと言いたい気持ちはわかる。「中目黒マーケ」よりこっちを重視しろという論点は、誰に言ってるのかはよくわからない。つまりこの現象により新たに着目すべき人を増やしたいのか、視点を変えさせたい会社があるのか、そこがポイントのような気がする。
基本こういう提言はポジショントークであるべきだと思うのだが、そもそも日本のメガプレイヤーのビジネスって基本マイルドヤンキー志向だよね。都内のスーパーなんて、明らかにマイナーな店舗が支えてるニッチビジネスなわけで。最近、そこにイオンの格安店が参入し始めたりして戦々恐々なんだろうなというのが中目黒からの印象です。
論点が見えないから、やれ山手線の内側からドヤ顔してんじゃねーで終わってしまうのだと思います。ある程度の感情論は仕方ないにせよ、それにしても何をしたいのかはもう少し見えてもいいような。(本当は狙いがあっての仕事なんでしょうけど)
でも、以下の分析は至って正しい指摘だと思います。
「その志向から導かれる人生観については、女性は「都会に住んで貧乏になるより低賃金でも地方で務め、早く結婚して子どもを産み親や地域の絆に支えられて子育てする」というものであり、男性は「安定した雇用が期待できないのなら、非正規の仕事を掛け持ちしながら親元に住み、将来的には親の面倒も見る」などというものである。男女とも経済的なリスクを回避し、地域社会の中で子育てや介護ができる環境を求めていると分析する。」
「一般的に低収入とされるが、結婚して子どもを産み育てるなど、次世代をスムーズに生み出すことができる層なので子どもの成長に伴う消費が期待できる。また、親との同居や地方で住むことにより住居費の負担が小さいために車を購入するなど、ニート層などに比べて消費意欲が高いため、企業はその消費傾向に注目している。」
「原田はマイルドヤンキーが大きな消費層になる可能性を秘めており、日本経済を牽引していく存在になりつつあると指摘している。また、「彼らが存続するかどうかは、生活圏内にある程度の雇用が確保できるかどうかにかかっている」とし、地域再生に欠かせない存在として企業や自治体が雇用の確保など、何らかの支援をすることを求めている。」
—
ちなみに、ShopCard.meは完全に中目黒マーケティングでやっております。「カードホルダー」に保存していあるお店を集計してみたら、マジで中目黒のお店が多いことに驚きを隠せませんでした。中目黒で考えたアプリなので狙い通りすぎてびっくり。
仲間とお気に入りのお店を探して見つけて集めよう!自分たちだけの素敵お店リスト作成アプリ::Shopcard.me
そしてこれは明らかにニッチです。メジャーにはなりえない。ま、それでいいかなって思ってます。そもそも応援したかったのはチェーン店じゃなくて、個人経営でこだわってる美味しいお店の再訪問の回数を増やすことだし。
僕は、僕の回りにいるグルメの人たちが行ってる友達のお店を知りたいし貯めておきたいし、いざという時にサクッと見つけたい。
それを解決します。
今、もっと友達と素敵なお店を共有したくなる、半年がかりで作り上げた新しい機能を作ってるので、アプリインストールして待っててね。
ファーストリリースの時に直感的に実装するのを避けた機能なんだけど、その感覚は正しくて画面数がすげー増えた。地道に地道に気持ちを奮い立たせてがんばってます。
【PR】ご意見、感想などは是非、mstdn.fmのローカルタイムラインでお聞かせください