Swiftバズがすごいことになってる-WWDCキーノートのメモ

Swiftは1年ぐらい混乱した後にObjective-Cの置き換えになるのでしょう。採用と人材育成を考えると、長く生き残るアプリほど既存コードをSwiftに置き換える必要が出てきますかね。

クラス単位かファイル単位かでObjective-CとSwiftは混在できるようですが、そういうのもあんまりねぇ。コンバーターとか出てこないのかな。90%の完成度で良いから変換してくれれば、あとは直すからさ。

■Swift参考記事(プロ向け)
[iOS] 新言語SwiftがObjective-Cよりも良いところ – Qiita

Swift ファーストインプレッション – mizchi’s blog

MacOS 10.10 Yosemite、新プログラミング言語Swiftが発表!さてさて・・・:電脳ヒッチハイクガイド:電脳空間カウボーイズZZ(電脳空間カウボーイズ) – ニコニコチャンネル:生活

上記、非常に勉強になります。

■プログラマー、非プログラマーのから騒ぎについて。

Swiftには夢があるようで、1日たたずにイベントが何個も立ち上がってるのが凄い。

で、いろんな人がFacebookに持ち込んでくる情報を見ていて思ったのだが、バズ的に火が付いた時の、最近のネットの騒ぎ、ミーハーっぷりって結構凄いかも。
あぁこれが3Dプリンターやグロースハッカーなどのバズワードがもたらされたプロセスなのかとまざまざと見ている。

■現状のSwiftの現状整理。

以下、念のため

1.Swiftでソースを書いても、まだアプリはリリースできません。(役に立たない)

2.NDA条項に引っかからないように気をつけて情報発信をする必要があるから気をつけよう!Swiftは大丈夫だけど、Swiftで実現するものや作業環境はNDA対象じゃね?!

Swiftの言語仕様だけで飯が何杯も食えるのはプログラマーだけだからご注意を。
今 Swift や iOS 8 について書くのは NDA 違反か調べてみた – Qiita

3.Swiftというのはプログラミング言語であるが、iPhoneアプリを作るためにはCocoa frameworkってのがありまして、そこの呪縛がなくなったものではありません。Cocoa frameworkを使えるようになることがiPhoneアプリを作る本丸であって、その制御言語であるSwiftってのは、iPhoneアプリ開発の一部の話なのでご注意ください。

4.Swiftの価値は、昨今の言語体系と比べると古臭すぎたobjective-Cが、モダンな言語体系にリニューアルするというもの。逆に言うと、iOS開発者が今まで余計に苦労していたものが、ようやくイマドキの言語になったとお考えください。JavaScriptやRubyで書けるようになったようなものです。

IDEのついてるRuby motionみたいなものでしょうか。

RubyMotion Tutorial: Ruby で iOS アプリを作ろう

全くこれまでiPhoneアプリ書いたことない!って人で、もしSwiftがきっかけで熱くなってる人がいたら、まぁ試しにソースが公開されてるFlappySwiftのソースコードでも見てくださいな。

一応思うのは、これを見て、あぁ俺も作れる、やりたい!って思う人なら、Objective-Cでも書けるハズです。

gscalzo/FlappySwift

これ元々sprite-kitのテストコードとしてObjective-C版があったものをSwiftで書き換えたのかなぁと思うのですが、どうだろう。いずれにせよ事前ネタがないとこんな早くは公開できないと思うのだが。

■ Appleが今回のWWDCキーノートで実現したかったこと。

と、まぁ野暮だと思いつつ、野暮なことを書いてしまってますが、しかし、この騒ぎこそAppleがやりたかったことってこういうことなんだろうなぁと思って見ています。

今回、backspace.fmでドリキンさんも何回か言ってたけど、今回のWWDCはどうやら若手優先で招待されていたようです。

まさに今回のWWDCは「若者の囲い込み」がテーマだと思うのです。iPadの普及可能台数がピークを超えたと言われるスマホ/タブレット市場。今後、重要になっていくのは、これらのスマートデバイスがどう生活の中に本当の意味で定着していくか!?それを作れる人たちをとにかく囲いたい、育てたいという狙いを強く感じました。

そのために、大量のapiを新たに公開し、ヘルスケアなどの新しい市場に可能性を提供し、それを実現するための軽量言語を提供し敷居を下げて。そして、WWDCで目の当たりにした若い人たちを熱狂させ、世界中にbuzzを生み出す。これこそがAppleの販売戦略と言えるのでしょう。

そのための材料がNDAがかかってないSwiftということですね。大成功ですね。

■WWDCで改めて思ったこと。

backspace.fmの中継でもしきりに言われていたのですが、今回も「アップルが殺すもの」というのが、いくつかあります。

いわゆるサードパーティにアプリを作らせて流行ったものをOS標準に取り込んでしまって、競争力を失わせてしまうという流れのことですね。

アプリや人材が買収されるわけではなく、単純に新機能として実装されてしまうので、結構悲しいというものなのです。

これに対抗するためには、AndroidやWindowsとのマルチプラットフォーム展開をして価値をあげていくしか手がない。

今回もdropboxキラーの機能が出ていますが、これは別に何も起こらないと思うのですよ。iOSにメッセンジャー機能が増強されても、Androidに実装されるわけではないので、LINEやWhatsAppには何も起こらない。

しかし、Macに特化していたアプリは殺されるかもしれない。これは今に始まった話ではありませんが、MacとiOSの共有の付近にあるアプリは長くない可能性があります。

また今回、家電やヘルスケアのapiを取りまとめるようになりました。また指紋認証が公開されたことで、1passwordみたいなものが簡単に作れるようになったりしている。可能性が広がり、より強化されるものもあれば、競争が激しくなったり、そもそも競争力を失うものも出てくる。

その流れで力を失わないようにするには、とにかくマルチプラットフォーム、マルチユーザーにおける価値を作るしかないと改めて思いました。間違ってもプラットフォームがAppleの寡占にはなってはいけないし、それはGoogleも同じことです。AndroidやiOS、Windows8などがほどほどにシェアを分け合うことが、サードパーティが生き残り続けるための条件なのだなぁと改めて思いましたね。

■指紋認証の公開について。

指紋認証が公開されることを前提として、以下の論文を書いていました。趣旨としては、ID,passを使ったシステムをスマートフォンによる認証に置き換えてログインできるようにしちゃえ!という話です。ちゃんと実証したいなぁ。Swiftの勉強のためにやってみようかな。

スマートフォンを「鍵」としたウェブサイトへの自動ログイン機構の提案

そもそもiBeaconの実験とか動画とか、やりたいものが沢山あるんだが。時間がない。

何故時間がないかというと、iPhoneアプリで一番手間がかかるのは、Objective-CやSwiftを書くことじゃなくて「普通のUI」の作り込みなんだよね。もちろんそれの記述言語にObjective-Cは使ってるけど、そこに技術とか知識とかあんまり関係なく、コダワリとか、かくあるべしとか、そういうレベルでの作業をずっとしてる気がする…。(これはただの愚痴です。。。温泉行きたい)

■それ以外で気になった話

Learn about iOS 8

iOS 7.1 to iOS 8.0 API Differences

情報を秘匿するためのNDAではなく、情報公開を制御するためのNDAなんてのはもう形骸化してるとしか思えません。そんなことで開発者同士でもめるのが無駄というのが正直な気持ち。

Appleが世界の家電業界を支配する日 – 狐の王国

「iOS 8」のWWDC14で発表されなかった優れた新機能 – GIGAZINE

iPhoneの体験を加速する「iOS 8」――ユーザー主体の時代へ
nobiさんktkr!

iPhone – SwiftのRSS Readerを100行で作ったよ – Qiita
流し読みするとObjective-Cにしか見えない。それがCocoa framework!

そうは言ってもフルSwiftではなくブラウザ画面はObjective-Cで書かれたライブラリに依存してるのと、UITableViewのセルの使い回しを省略してる!?

ヘッダファイルを書かなくていいのは最高ですね。

SwiftとMagicalRecordを使って簡単なTodoアプリを作るチュートリアル – Qiita

しかしQiitaすごいなー。

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