開発作業におけるChromecastの活用について

Choromecastのメリットを改めてまとめると、

1.PC Chromeの1タブをそのまま別モニタにミラーリングできる。
2.PC Chromeでミラーリングした場合に、母艦側のPCは自由に操作できる。
3.操作がとにかくお手軽

つまり、

「ブラウザ画面上にメモを書いておいて、そのタブだけ別のモニタに映しておける。操作は手元の画面でOK」

という拡張画面を作ることができるようになります。

設計情報を、MacBook Pro上のwri.peに書き、Chromecastを通じて目の前の23インチモニタに表示しながら作業しています。

wripeview

Objective-CでUITableViewのコードを書いていると、セルの中身からタップされたイベントをUIViewControllerで受け取ったり、サーバ側で更新されたデータをセルに通知してviewの表示を変えたりと多段の情報のやりとりが発生したりします。

端的にいうと、クラス構造がややこしい。そのため疲れてる時とかに短期記憶を忘れがちになると、XCode上でついついウロウロしてしまうことが増えていてストレスを感じてたんです。

それをサポートするために、wri.peでタスクに対する簡単な設計情報を書いておいて、それを目視で参照しています。もちろんこれはChromeの1タブですから、文字列をコピーしてきたり、ちょっとメモを足すのもMac側で操作可能です。

これがそのまま後の設計書にもなるのでwiki的で良いですね。githubのwikiやチケット画面、デプロイメントのログ、またIRCやchatworkなどのコミュニケーションサービスを表示しておくのもよいでしょう。人によっては、Google AnalyticsやFXや株の取引画面も良いですね。Ajaxで自動更新されるような画面では何かしらに使えると思います。

とにかく羅針盤となる情報を常時表示しておき、小さな目標を作成し、目の前に置いておく、そしてそれは手元ですぐに操作できるものである、というのが、このライフハックの肝です。

つまり卓上に置いておくホワイトボードのような役割をChromecastで実現するということですね。こういうのをiPadなどを活用してやってる人もいるかもしれませんが、Chromecastもお手軽で良いですよ。

デュアルモニタで嫌いなのは、マウスカーソルを移動しなくてはいけないこと。マウスカーソルをついつい見失ってしまうこと。そういうのをサポートしてくれるツールもあるのですが、できれば操作系の画面は移動しないに越したことないと思っていまして、そういうことが気になる人にはChromecastは結構使えると思います。

Chromecastを家のテレビにつなぐと、みなさんの指摘通り少し機能が物足りないですが、ちょっとした作業ツールとしては結構便利ですよ。なんとなくアイ・オー・データの製品みたいですけどね :->

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