週末に東工大の学生向けに、デザイン思考とモバツイの経験を絡めて話をさせてもらう機会をいただいた。その準備のために「movatwitter」を始めた頃の資料をあさっていたら、こんな資料が見つかった。
2007年4月から始めたmovatwitterは、2009年5〜6月に登録ユーザーが50,000人を超えるのに2年かかってる。
今とは時代が違うとは言え、他のヒットサービスと比べてもだいぶ遅いのではないだろうか。
その後、まるでスタートアップの成功したサービスのような成長曲線になるわけだが、この時期の成長は僕がgrowthさせたものではなくて、あくまでも周辺環境の変化によるもの。
twitter自体が国内でブレイクしたことや、twitterから直リンクを貼ってもらったという、今では考えられない幸運があってのこと。
もちろん、その変化の恩恵を受けられたのは諦めずに続けていたからに他ならない。歌って踊れるわけではないエンジニアが1人でサービスを作って起業するには、このパターンしかないような気がする。もっと成長性が早く見えるジャンルだったら、競合と組織力で勝てない可能性が高い。だから、今なら成長可能性が見えた瞬間に、投資を受けるなどして、一気に人を増やすべきだろう。既に桁違いに成長してるがツイキャスはまさにそのフェーズにある。
何かに賭けて、サービスを改善し続け、じっと風が吹いてくるのを待つ。忍耐。にんにん。
バットは振り続けてないと球に当たらない。だからこそ自分がワクワクできる楽しいサービスをがんばろう。
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