昔から道端でお店を探すのに、商業広告と口コミがうまい具合に組み合わさっているのがわかる食べログだけで検索するのはあんまり得意ではなくて、
・Googleで「恵比寿 ラーメン」などとお店を検索してみる。
・検索結果から、食べログ、ぐるなびに行ったり、個人のブログを探したり、公式サイトを探したり。
・そうやって探した結果からお店に行ってみる。
というアプローチでお店を探していたのですが、これは結構煩雑で面倒くさいなぁと思っていたので、昨年9月にリリースしたShopCard.meというiPhoneアプリでは、このプロセスを簡単にするようにしました。
地道にアップデートを続けて、ようやく10回目のリリースのVersion1.10まで来たので、改めて記事に書きたいと思います。
メリット1「とりあえず起動すれば近くのお店が出てくる」
お腹空いてるから、お店を探したいのに、他人が薦めてる「おいしいけど遠い店」の情報ってあんまり価値ないと思うんですよね。
大切なのは、
「近くて、いい感じに美味しい店」
じゃないでしょうか。だから距離順でさくさく探せること大切。
なお最新のVersion1.10では、過去に自分がお気に入り登録した近隣のお店が優先的に表示されるようになりました。
もちろんキーワード検索や場所を指定したお店の検索もありますよ!
➡実は奥が深い「お店の検索」機能 | ShopCard.meサポートブログ
メリット2「検索は疲れるので、さくさくインターフェイス」
とにかくお店を探す労力が簡単じゃないとダメ。
ネイティブアプリで作り画面遷移にこだわって作っています。探す、戻るという行為を最速にしないと、お腹すいて疲れてしまい、目の前の店で妥協したくなるからです。
人間は、一生の食事の回数も、現実的な総摂取カロリーも決まっているので、外食のファインダビリティは有益な人生を送るにあたって、すごく大切です。(っていうか、そういうことを思う人しかこのアプリ使わないだろうなって思って作ってますwww)
メリット3「食べログ、ぐるなび、Google検索が1タップ」
お店の名前と住所から、食べログ、ぐるなび、Yelp!、Tripadviserなどのリンクを自動で探してきます。
やっぱり食べログのレビューや評価が気になりますよね。だから食べログページにさくっと行ってレビューを確認しましょう。
路地裏のこだわりのお店だと、食べログもぐるなびも登録されてなかったりするのですが、そういうお店は公式サイトや店長さんのtwitterがあるのでGoogle検索ボタンが生きます。
ショップカード画面に電話番号や住所が登録されているので、地図を調べたり、電話をかけることができます。ここから予約することがすごく増えました。番号入力するのが今まで嫌だったんだろうなぁ。
ちなみに食べログさんのページには、IP電話の番号が優先表示されていますが、多分、あれ経由で予約すると、おそらく食べログさんから専用の電話が配られていて、食べログさんにお金入る魔法のリンクですよね。そういうの気になるので、オリジナルの電話番号でかけたりします(嫌儲っぽくてゴメン)
メリット4「ラスト1マイルは、地図検索です」
やっぱり最後は現在地点ベースの地図からの検索ですね。
ここは、どんどんユーザビリティを上げていきますが、使い勝手にはこだわっています。
ショップカード画面の住所から、Google mapsアプリを起動したり、お店の外観を確認するためにGoogle StreetViewを表示したりもできます。
メリット5「カードホルダーに記録して、また今度来よう」
気に入ったお店は、「カードホルダー」に保存して、登録日や「自分専用の評価」「距離順(近い順、遠い順)」などで探すことができます。
お気に入りのお店なのに忘れるっておかしくないですか?!という指摘もあるかもしれないですが、僕のShopCard.me、人から教えてもらったお店なども含めて既に500店舗は登録されてるんです。
東京には、雑誌が毎月、作れるぐらい飲食店が沢山あるわけで、とてもじゃないけど覚えきれませんので、そこをShopCard.meがサポートします。
一番忘れるのは、他人から教えてもらったお店。これなんでカードホルダーにお気に入り登録されてるんだろうなぁ?!と思うわけです。そういうお店は、お店の情報だけを後から見なおしても大体忘れてます。だからShopCard.meの「プライベートメモ」に、誰に教えてもらったかをメモしておきます。「誰から」ってのがわかれば、記憶の紐が辿れるので、どういう文脈のお店だったかを思い出せます。
大きな会社の社長から教えていただいた高級店とかだと行く機会が滅多にないので、いざというときのためにメモしておくといつでも見返せます。
◆GoogleクライアントとしてのShopCard.me
Googleに依存している機能を列挙すると。
・お店の検索
・食べログやぐるなびを探す部分
・店舗画像を探してる。
・ショップカードの住所をタップすると、Google Mapsを起動したり、Google Street Viewを呼び出してお店の周辺環境を調べたり
になってますね。お店の検索がgoogleさんなので、日本語で海外のお店を探せたりします。「バンコク 寿司」などで探せるので海外旅行のいざというときに役立つのではないでしょうか。
◆やっぱり僕が作るものが、クライアントアプリになってしまった問題w
そういえばモバツイがツイッタークライアントと呼ばれていましたが、データという資産を持ってないと、ついついクライアントアプリになってしまいますねぇ。僕はこれからどうやってコミュニティに持っていくか、が課題だと思ってますので、そこを頑張ります。
ただコミュニティと言っても、お店の情報は極めてパーソナルな趣向が反映されるものだと思うので、緩く、かつ有益なものを目指します。濃いコミュニティはSNSやLINEにお任せいたします。
今のところ地味に面白いのが、写真署名ソーシャルですね。
お店の写真をアップロードする時に、署名を入れることができて、渋谷あたりでお店探してると、あぁこの人も使ってくれてたのか!とか。
ただあまりにもマニアックすぎて、知ってる人しか使ってないという感じなので、もちっとわかりやすいのを頑張ります。
ということで、いろいろ模索していきますので、もっと、こうした方がいいというのがあったら是非教えて下さい。サポートブログも始めました!
あ、クライアントと言えばモバツイについて書いた本が二度目のキャンペーンで、期限が今日までらしいです。
kindle版で272円。会社員をやりながら、エンジニアが起業する時にどういうことを考えてモバツイ作ってたか!?を書いた本です。
今日(2/23)までですのでよろしかったら是非!
100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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