自身の生存を決定付ける「速さ」という要素

今週末に仙台のイベントでしゃべるのですが、そこでしゃべろうかな?!と考えてる、思考メモを公開しておきます。まだちょっと難しいので、もっとブレークダウンするつもり。

2/15(仙台)藤川真一氏講演「エンジニアが今後生き残るためのキャリアデザインとWebサービスサバイバル術」

トム・デマルコの本にあった話だと思うけど、「品質」「納期」「仕様」は、それぞれ相反の関係性になっていて、どれか1つを優先しすぎると、残りの要素とのバランスが壊れるということは広く知られている。

「仕様」と「納期」が適切だったとして、実際にやるエンジニア、制作者が評価されるためには、もっと単純なところにパラメータを置いてみたほうが良い、と考えてみる。

そこで、品質と速度のバランスだけに絞り、

「速さを追求したものは美しい品質のものができるハズ」

という理想に対する現実の選択肢を考えてみる。

「スピードは早いが、コードは汚いことは正義か?!」

「時間はかかるが、コードはきれいなことは正義か?!」

「コードは汚いが、早くローンチできることは正義か?!」

「求められた工数に対して、早く作業が終わることは正義か?!」

確実にやっては行けない選択肢は、

「求められてない品質を優先しすぎて、納期を実現できないこと(過剰品質)」

「速度を優先しすぎて、品質を実現できないこと(手抜き、技術力不足)」

前者は正しいことをやりたければ偉くなれというパターン(つまりそれで成功することを証明せよ)で、後者は目もあてられない。

また、相手との関係性において、

「スピードは早いが、コードが汚いこと」

「コードは汚いが、早くローンチできること」

は、しばしば現実の選択肢として求められる。つまり「儲かったら後で直せば良い」というケースだ。

だが実際は、そのフェーズになると今度は競合との戦いが出てきて、直す余裕がなくなるので、それも含めて逆説的に、「スピードは早く、かつ、コードがきれいな人(技術力が高い人)」というのは、技術力や地頭が良い人ということで高く評価される。

人事評価で言うなら、5段階の5になる可能性がある。

5の場合は、責任感や提案力や業務へのコミットメントが必要だったりもするのだが。つまり1人月以上の利益をあげられる、期待できるような人が得られる評価ということ。リーダー候補と言っていい。

次に、「適切な品質を、適切な納期に完成させること」も、もちろん評価される。5段階の4。1人月が1人月として理想的な仕事をした場合は、この評価に落ち着くことが多い。

そこに対して、少しマイナスパラメータがある場合は、5段階の3。普通の人。そりゃ人間ですから問題の1つや2つありますが、それよりも問題なのは「言われたことしかやらない人」はこの評価になることが多い。

それ以下は、スピードが実現できないか、品質が実現できないか、のどちらかの可能性が高い。高い品質にこだわって、スピードが実現できない人は、技術力が高くても評価されないことが多い。俗にいうアーティストタイプと評価される。さすがに3以下はないと思うかもしれないけど、会社に代替人員などの余裕が無い場合はありうる。が、違う場所に行けば評価されるケースもあるので、一概何がどうなのとは言えないが、経営に正解はないと言う言葉がある通り、相性が悪いことは確か。

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